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大谷翔平は1年目でどこまでいくか。
イチロー、松井、城島の記録超えは?
text by
ナガオ勝司Katsushi Nagao
photograph byAFLO
posted2018/08/11 11:30
大谷翔平が放つ逆方向へのホームランは、メジャーでも完全に代名詞として定着している。
大谷の残す数字が、歴代日本人を甦らせる。
日本人メジャーリーガー新人最高のOPSは、イチローの.838で、2位は松井秀喜の.788、3位は井口の.780となる。
日本人メジャーリーガーのシーズン最高のOPSは、松井秀喜の.912だ。2位はイチローの.869で3位は福留の.809だから、規定打席をまったく度外視すればOPSでも大谷が記録を更新する可能性が高い。
きっと本人はまったく気にしていないだろうが、「打者・大谷」が残す数字を追えば、歴代の日本人メジャーリーガーの数字が掘り起こされ、当時の彼らの闘いぶりが明らかになり、そして、最終的には彼らへのリスペクトが高まることになる。
そういう意味では、「日本人メジャーリーガー大谷翔平」は、世代をつなぐ存在なのかも知れない。