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ブンデス2部は8月1週にもう開幕!
酒井高、伊藤のHSVは即昇格なるか。
posted2018/07/26 16:30
text by
島崎英純Hidezumi Shimazaki
photograph by
Getty Images
日本は連日猛暑が続いている様子ですが、僕の住むフランクフルトも連日30度越え。今週末は最高気温37度という予報も出ています。ドイツは日本と異なり湿気が低いため体感温度はそれほど高くないのですが、日差しの強さは強烈です。また現在は日照時間が長く、朝の4時半くらいに明るくなって夜の10時前まで太陽の光が降り注いでいるため、感覚的には、ずーっと昼間が続いている感じです。
ドイツはクーラーのない住居が多く、僕の住んでいるアパートメントもご多分に漏れずクーラーなし。夜になると昼間の熱気が部屋にこもるのか寝苦しく、仕方がないので窓を全開にしているのですが、網戸もなし。最近はミツバチが頻繁に部屋に遊びに来ており、特に刺されることもないので、彼らとの共同生活を楽しんでいます。
さて、ロシアワールドカップでグループリーグ敗退に終わったドイツは、すでに国内の新シーズン開幕の話題で溢れています。
ブンデスリーガ全試合を有料でカバーする『SKY』には、無料でブンデスリーガ関連のニュースを流す放送局があり、その番組内では常にテレビ画面の下段に各チームの動向や選手の移籍関連のヘッドラインが流れています。
HSV、ケルンは1年で返り咲ける?
ブンデスリーガ1部の開幕戦は8月24日のバイエルン対ホッフェンハイム。2部は8月3日のハンブルガーSV(HSV)対キールで、1部よりも3週間ほど早く開幕します。
今季のブンデスリーガ2部の注目は、なんといってもクラブ史上初の2部降格を喫したHSVの戦いぶり。そして、ドイツでも屈指の人気を誇るケルンが1年で1部に返り咲けるか否か、ではないでしょうか。
HSVは最近常に1部残留争いを強いられ、昨季とうとう2部へ降格。勝利しながら降格が決まった最終のボルシアMG戦ではサポーターが陣取るスタンドからピッチへ発煙筒が投げ込まれたり、暴動が発生したりと殺伐とした空気が流れました。
ただし、近年のHSVは疑問符のつく経営や補強失敗、相次ぐ監督交代によるチーム構築の停滞など、様々な問題を抱えていて、2017-2018シーズンの成績だけでサポーターが不満を表しているわけではありません。