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プロ野球界に大量世代交代の兆し……。
清宮を筆頭に恐るべき若手が成長中!

posted2018/07/18 11:00

 
プロ野球界に大量世代交代の兆し……。清宮を筆頭に恐るべき若手が成長中!<Number Web> photograph by Kyodo News

フレッシュオールスターゲームでの全イースタンチーム、豪華すぎる面々。左端から村上宗隆、安田尚憲、金子一輝、清宮幸太郎、大河、松原聖弥、岩見雅紀。

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小関順二

小関順二Junji Koseki

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Kyodo News

 7月12日に行われたフレッシュオールスターゲーム(以下、フレッシュ球宴)でイースタン・リーグ選抜(以下、全イ)は、高校通算111本のホームランを記録した清宮幸太郎(日本ハム)を3番に据え、村上宗隆(ヤクルト)、安田尚憲(ロッテ)と続くクリーンアップを形成した。

 この迫力は近年なら、2014年に全イが組んだ3番森友哉(西武)、4番山川穂高(西武)、5番井上晴哉(ロッテ)に匹敵するが、清宮、村上、安田の高校卒ルーキーは、地方予選も含めた高校野球での活躍が鮮烈で、ファンが求める“甲子園の記憶”という部分では2014年組を遥かに上回る。

 そして、「はるか夢球場(弘前市運動公園野球場)」に集った8715人の期待に清宮は見事に応えた。

やはり、清宮の能力は突出している。

 第2打席の4回表、ライトスタンドに放り込んだ藤嶋健人(中日)のカーブを「甘いコースに入ってきた球」と言う人がいるが、内角低めを突いた縦変化のカーブは簡単に攻略できる球ではない。

 ここは素直に清宮の対応力の高さを評価するべきだろう。

 2週間前に行われた四国アイランドリーグplus選抜との交流戦でも清宮は第3、4打席でライトスタンドに連続ホームランを放っている。ともに脱力して打席に立ち、インパクトだけ力が入る柔らかいスイングで直曲球をとらえているところに清宮の非凡さが現れている。

 しかし、今年のフレッシュ球宴で目を引いたのは清宮だけではない。

 スコアはウエスタン・リーグ選抜(以下、全ウ)の3対1で試合時間は2時間13分。

 淡白な試合展開を想像しがちだが、終わったときの満足感は今まで見てきたフレッシュ球宴の中で最高だった。

【次ページ】 走塁、二塁送球、そして球速……驚くべき数字が続々!

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