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プロ野球界に大量世代交代の兆し……。
清宮を筆頭に恐るべき若手が成長中! 

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小関順二

小関順二Junji Koseki

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photograph byKyodo News

posted2018/07/18 11:00

プロ野球界に大量世代交代の兆し……。清宮を筆頭に恐るべき若手が成長中!<Number Web> photograph by Kyodo News

フレッシュオールスターゲームでの全イースタンチーム、豪華すぎる面々。左端から村上宗隆、安田尚憲、金子一輝、清宮幸太郎、大河、松原聖弥、岩見雅紀。

走塁、二塁送球、そして球速……驚くべき数字が続々!

 2010年以降、毎年スカイAのテレビブースの中からストップウォッチ片手に観戦してきたのだが、今年は私が見てきた中ではベストと言えるデータが3つあった。

 打者の走塁タイム、捕手の二塁送球タイム、そして投手の球速である。

 まずは打者走者の各塁到達タイム。

 私が基準にする打者走者の全力疾走は「一塁到達4.3秒未満、二塁到達8.3秒未満、三塁到達12秒未満」で、過去3大会の最多は2014年の全イ3人(5回)。今年は全ウの5人(6回)がそれをクリアした。

 全イは全力疾走が2人(3回)と走っていない印象が強いが、三振13個、フライアウト5個で全力疾走の機会が少なかったことは無視しない方が良いと考えたい。

 それでも1回表にはライトフライに倒れた松原聖弥(巨人育成)が一塁に4.25秒で駆け抜けている。アウトが確実な外野フライで足を緩めず全力疾走するというのは支配下登録を目指す松原の強烈なアピールなのである。

 松原は3回にもショートへ内野安打を放ち、このときの一塁到達は3.99秒(今年のフレッシュ球宴の一塁到達最速タイム)。さらに2番打者の2球目に二盗までも成功させており、このときの二盗に要したタイムはこれまだ一線級の3.20秒という速さだった。

走塁だけでなく二塁送球タイムも好記録続出。

 4回裏には全ウの島田海吏(阪神)がライト前にヒットを放ち4.11秒で一塁に到達している。6回には途中出場のキャッチャー、谷川原健太(ソフトバンク)がやはり全力疾走しづらい一塁ゴロのとき4.18秒で一塁を駆け抜けている。

 ヒットのときでも足を緩めず全力で走るというのは、イチローが登場して以来根づいた日本野球の良き伝統だろう。

 これらの走塁だけで私は大満足なのだが、今年はキャッチャーの二塁送球タイムでも特筆すべきタイムが続出したので驚くこととなった。

 まず、古賀優大(ヤクルト)がイニング間最速1.92秒という強肩を見せたあと、独立リーグ出身の新人、山本祐大(DeNA)が4回に二盗を企図する走者を1.81秒のスローイングで見事に殺した。

 私のキャッチャーの強肩度の基準は「2秒未満」だから、山本の1.81秒がいかに規格外かわかっていただけると思う。

【次ページ】 150km台のピッチャーが大量に現れた!!

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