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イングランド4強、陰の立役者たち。
セットプレーと女性カウンセラー。 

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粕谷秀樹

粕谷秀樹Hideki Kasuya

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posted2018/07/14 09:00

イングランド4強、陰の立役者たち。セットプレーと女性カウンセラー。<Number Web> photograph by Getty Images

クロアチアの驚異的な走力に屈したが、若きイングランドにとってロシアW杯は成功だったと言えよう。

U-20、U-17W杯優勝メンバーの活用も。

 ただし、イングランドはあまり浮かれないことだ。今後、マークはきつくなる。セットプレーを封じられたときの第2案を早急に練り上げる必要がある。創造力向上のためには、ジャック・ウィルシャー、ロス・バークリーの招集も再検討すべきだ。

 そして、昨年のU-20、17W杯を制した有望株の活用も重要なテーマとなる。ドミニク・ソランケはリバプールで何番手のFWなのだろうか。「マンチェスター・シティの下部組織が生んだ最高の逸材」と絶賛されるフィル・フォデンも、ベンチ入りすら難しい。彼らの才能を腐らせないためにも、より多くの出場機会をもたらすことになるレンタル移籍を考慮しなくてはならない。

 昨年8月、シティからボルシア・ドルトムントに新天地を求めたジェイドン・サンチョのような選択こそが若手にとってはベストと考えられる。他国のフットボールを体験することで視野が広がり、選手としてのステップアップにつながるはずだ。イングランド国内に留まる必要はない。

「胸を張って帰ってこい」

 ギャリー・リネカー、リオ・ファーディナンドといったレジェンドが称賛したように、イングランドは十分すぎるほどの結果を残した。しかし、あくまでもベスト4に過ぎない。旅は、まだ始まったばかりだ──。

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