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上原彩子の飛距離がまた伸びた!
新コーチは地獄の練習で何を教えた?
text by
南しずかShizuka Minami
photograph byShizuka Minami
posted2018/06/19 07:30
新コーチのテッド・オーと上原彩子。過酷な練習を課す氏のトレーニングで、上原のプレーは一気に変貌した。
スイングは完成。次はパッティング。
手応えは結果として表れた。
4月のメジャー第1戦「ANAインスピレーション」でメジャー自己最高8位に入り、6月までに出場した13試合で予選落ちしたのはわずか2試合だけである。
予選落ちした2試合のうち1試合は、5月末の「全米女子オープン」である。
「自分にがっかり。全然、思うようなプレーができなかったです。『もっと練習しろ』ってことだと思います」
試合後の上原の声はいつもより高ぶり、珍しく苛立ちを隠しきれなかった。
オー氏が今後の課題をあげた。
「今まではスイングの修正に時間を割いてきました。これからはパッティングです」
上原だって分かっている。
報道陣の取材を終えると、パッティンググリーンへ直行した。30度の蒸し暑いアラバマで、1時間みっちりパットの調整をした。
全ては優勝のために、プロ16年目の努力家は休まない。