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世界中を驚かせたジダンの電撃退任。
その裏にあるマドリーの特異な事情。 

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横井伸幸

横井伸幸Nobuyuki Yokoi

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posted2018/06/06 17:00

世界中を驚かせたジダンの電撃退任。その裏にあるマドリーの特異な事情。<Number Web> photograph by Getty Images

トップチームでの監督業は初だったが、ジダンのキャリアは最高のスタートを切った。現場への復帰を楽しみに待とう。

すでに64億円のオファーも?

 気になる今後については、来シーズンは休むものの監督は続けることを明言しており、早速カタールサッカー協会が年俸5000万ユーロ(約64億円)を提示したとも報じられている。復帰の準備が整った暁には、好条件のオファーが殺到するに違いない。

 一方、頭を抱えているのはマドリーだ。

 予定にはなかった監督探しに直ちに取りかかり、候補者を挙げて検討し、プレシーズン開幕前に契約まで漕ぎつけなければならなくなった。しかし、時間がない。

 ポチェッティーノ(トッテナム)、クロップ(リバプール)、アッレグリ(ユベントス)、サッリ(ナポリ)、コンテ(チェルシー)、ロペテギ(スペイン代表)、レーブ(ドイツ代表)、グティ(マドリーユース)などの名前が挙がってはいるが、誰を選ぼうとも新監督決定までの道のりは険しくなりそうだ。

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レアル・マドリー
ジネディーヌ・ジダン

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