ドイツサッカーの裏の裏……って表だ!BACK NUMBER
大迫勇也と浅野拓磨が移籍即決。
W杯後の新天地でエース級活躍を!
text by
遠藤孝輔Kosuke Endo
photograph byGetty Images
posted2018/05/25 17:00
ロシアW杯では日本の最前線として期待される大迫勇也。名門ブレーメンでも万能性を発揮したい。
新たなアタッカーを確保する可能性。
いずれにせよ、浅野はハノーファーの来季に向けたアタッカーの補強第1号だ。主力だったサイドハーフ兼ウイングのフェリックス・クラウスがヴォルフスブルク、トルコ代表歴を持つ万能アタッカーのケナン・カラマンがデュッセルドルフ、CFのシャリゾン・ベンショップが2部のインゴルシュタットに移籍し、攻撃陣の手駒は少なくなっている。
さらに元エースのマルティン・ハルニクは、大迫が加入したブレーメンへの復帰が噂されているところだ。今後、新たなアタッカーを確保する可能性は非常に高い。
その候補に挙がるのは、ビンチェンツォ・グリフォ(ボルシアMG)やアーロン・ハント(ハンブルガーSV)など浅野以上に1部での実績を持つ実力者たちだ。どちらもタイプが異なるとはいえ、前線で起用できるアタッカーの数は限られている。
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エースのフュルクルクや快足ウイングのイラス・ベブらとは異なり、浅野はプレシーズン中から猛アピールする必要があるだろう。もし、ロシアワールドカップに参戦した場合はしっかり休養をとるのも大切だが、オフを短縮して早期のチーム合流を志願すべきかもしれない。
新天地で再出発を図る2人のサムライから、来シーズンも目が離せない。