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西野ジャパンの27人が意味するもの。
最後の競争と一体感の同時進行を!
text by
二宮寿朗Toshio Ninomiya
photograph byKyodo News
posted2018/05/18 16:45
西野朗監督の初陣となるガーナ戦。ここでの布陣がまずはファーストチョイスということになるだろう。
西野監督の岡崎への信頼は厚い。
デスク「FWは4人。岡崎、大迫、武藤、浅野」
二宮「岡崎もコンディションは気になりますが、西野さんの信頼は非常に厚いと感じました。『あれだけ体を動かせてチームへの貢献度がある。しかもストライカーの役割もこなし、総合的に(みても)替えが利かない選手』と絶賛の言葉を並べたほど。
大迫はハリルジャパンの中核メンバーの1人ですし、文句なしの選出だと思います。そしてブンデスで今季8得点を挙げた武藤、抜群のスピードを誇る浅野という顔ぶれ。
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ただ本当は昨年のJリーグMVP小林悠がリストに入っていたと、西野監督は明かしています。きょうケガの連絡が入ったということで外れましたが、全治2週間程度であれば本大会メンバー入りの可能性がまったくなくなったとも言い切れない。逆に怪我が重ければ登録を入れ替えることも考えられます」
最後の競争と一体感の同時進行。
デスク「30日の壮行試合ガーナ戦を経て、翌日に23人のメンバー発表が待っている。追加招集もあるとなると、5人以上はここから落選することになるよね」
二宮「最後の競争はここから始まります。しかし一方で、一体感を生み出すチームづくりもやっていかないといけない。個人的にはW杯の経験値を持つ、控えでも支えてくれるベテランが1人入ってほしいと思っていました。
実際、遠藤保仁、中村憲剛、内田篤人らの名前が挙がってくるんじゃないかという憶測も流れました。そういったベテランがいない分、長谷部や川島を中心に、一体感あるチームづくりを進めてほしいなとは思います」
デスク「二宮さんはベテラン枠を言うけど、僕は元気印のフレッシュな選手が入ってきても良かったなとは思うけどね」
二宮「活性化という意味では、それもアリだとは思いますけどね」
デスク「まあ27人全員、ロシアに向けてリフレッシュして、元気印で代表合宿に参加してもらいたいね」