サッカー日本代表PRESSBACK NUMBER
西野ジャパンの27人が意味するもの。
最後の競争と一体感の同時進行を!
text by
二宮寿朗Toshio Ninomiya
photograph byKyodo News
posted2018/05/18 16:45
西野朗監督の初陣となるガーナ戦。ここでの布陣がまずはファーストチョイスということになるだろう。
中島翔哉が落ちたのは難しい選択。
デスク「3月の欧州遠征で活躍した中島翔哉の名前がなかった。僕からしたら、これも驚きなんだけど」
二宮「基本的に左サイドを主戦場にする選手が日本は非常に多い。原口はハリルジャパンのレギュラー格でしたから一歩リードしていましたけど、乾、宇佐美、中島、武藤ら個性派そろいのなかでの難しい選考だったとは思います」
デスク「香川に対する西野監督の評価はどうなの?」
ADVERTISEMENT
二宮「会見では『3カ月間トップステージでやれていない。キャンプで確認したい』と語っていて、キャンプ次第ということですね。つまり当落線上にあると考えていいと思いますよ」
デスク「同じポジションに柴崎もいる」
二宮「そうですね。柴崎だけじゃなく、大島を一枚前で使うという構想もあると思います。本田もこのMF枠に名を連ねていて、中盤を想定しているかもしれません。ただ……」
フォーメーションもまだまっさら。
デスク「ただ?」
二宮「いや、西野監督は『一度も(選手たちの)ポジションをボードに載せていない』とフォーメーションにはめこんでいないことを打ち明けていまして。どういうフォーメーションになるかはこれからということになるでしょうね」
デスク「本田はトップでも起用できるしね。彼がどこで使われるかは見もの」
二宮「個人的にはサイドよりも真ん中のほうが活きると思いますけどね」
デスク「清武の名前もなかった」
二宮「ケガで離脱続きになったことでアピール不足になってしまったのは否めないですね。オランダでレギュラーを張っていた小林祐希、堂安律も27人のリストから漏れています。基本的には最近のメンバーが踏襲されているだけに、そう考えても青山の招集はやっぱり驚きですね」