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鹿島の窮地を救うのは、鈴木優磨!?
「ブーイングがないのは心に来る」 

text by

池田博一

池田博一Hirokazu Ikeda

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photograph byGetty Images

posted2018/05/04 17:00

鹿島の窮地を救うのは、鈴木優磨!?「ブーイングがないのは心に来る」<Number Web> photograph by Getty Images

11節終了時点で、鹿島アントラーズの得点数はJ1最少。鈴木優磨のゴールに期待は集まっている。

C・ロナウドのドキュメンタリー映画は8回観た。

 その活躍はクラブW杯へ続いていく。アトレティコ・ナシオナルとの準決勝では、チームを決勝進出に導くゴールを挙げ、両腕を広げるクリスティアーノ・ロナウドのゴールパフォーマンスを披露して、世界中から注目された。

「僕自身、大好きな選手。クラブW杯はテレビで見ていた世界で、その舞台に出場して、憧れの選手と対戦できるなんて、ものすごいことですよね。彼はいつもチームを勝利に導くゴールを決めている。僕も大事な場面で結果を残せる選手になりたい」

 C・ロナウドは、ドキュメンタリー映画『RONALDO』を8回も観るほど大好きな選手だ。

「派手なイメージがあるけど、とんでもない努力をしている。そうでないとあそこまで活躍はできない」

 派手な活躍やパフォーマンスだけでなく、プロフットボーラーとして最大限の努力を怠らない。今も目指す憧れの選手の1人だ。

海外のサッカーをフルで見る。

 研究熱心な男である。日々、より良いサッカーを見て学ぶことを欠かさず、特に「プレミアリーグをよく見る」。結果を知っていても、90分すべて見るタイプだ。

「よく結果を知ってしまったら試合を見れないという人もいますよね。でも、僕は違います。結果を知っていても、90分を見る。結果だけではなく、その90分には濃密なプレーが詰まっているんです。ひとつひとつのプレーが勉強になる」

 ビッグゲームがあれば、睡眠を優先して朝ごはんのときにダイジェストだけチェック。結果は知っていても、どんな内容だったのか、時間を作って落ち着いてテレビで見返すという。

 最近、注目している選手はハリー・ケイン(トッテナム)だ。

「なんでもできるのがすごい。ポストプレーもミドルシュートもFWとして必要なプレーすべてができている。僕自身、見習っていきたいと思っています」

 今シーズン、特に意識しているのは体のキレだ。

「昨季は、パワーをつけようと思って筋トレをやった。とにかく当たり負けしない体を作ることを意識していました。でも、昨年は最後の最後に本当に悔しい思いをしましたから。結果を残せなかったのはすごく悔しかった。それがあってというわけではないですけど、何か変えようと思って、今年のオフはずっと体を動かしていました。今年はキレを意識しています」

【次ページ】 チームを救うゴールを自分で。

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#鈴木優磨
#鹿島アントラーズ

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