プロ野球亭日乗BACK NUMBER
連勝を止めた湿度27%と中指のマメ。
大谷翔平の投球はなぜ崩れたか?
text by
鷲田康Yasushi Washida
photograph byGetty Images
posted2018/04/18 17:30
大谷翔平の快進撃に小休止がはさまれた。しかし問題点が明確なら明確なほど、対処もできるはずだ。
「マメは普通に起こることですから」
2回を投げて4安打3失点での降板。3度目の先発で初めて黒星がつき、ここまで続いてきた“翔タイム”は一休みとなってしまった。
試合後の記者会見。当然のように質問はまさかのアクシデントに集中したが、大谷はかぶりを振ってマメを理由にすることは拒んだ。
「シーズン投げていればどの投手もマメができたり、爪が割れたりとか、それはもう普通に起こることですから。その中で先発のローテーションを回っていれば、しっかり抑えなければいけない。(反省点は)2回で降りたこと。3点取られたこと。先発としての役割を果たしていないので、そこは次回に向けてしっかりやりたいと思っています」
次回の先発は、ローテーション通りなら24日(日本時間25日)のヒューストン・アストロズ戦が有力となる。この日のア・リーグ東地区のトップを走るレッドソックスに続いて、昨年のワールド・チャンピオンで強力打線を誇るアストロズと、強豪相手のマウンドが続くことになる。
「僕の状態うんぬんは別にして、レッドソックスは素晴らしいチームだと思いました。昨日、一昨日から映像で見ていても感じるところでしたけど、改めて実際に対戦してみても素晴らしい打線だというのは感じた。勉強して、次回やるときにしっかり自分で対策できるように工夫したいと思います」
あらゆる経験がこの23歳を大きくしていく。
そしてやはり、一番気になるのはマメの状態となるが、本人は1週間後の次回登板を目指して調整していくことをこう明らかにしている。
「まずはしっかりした状態で試合に入れる準備を、この1週間でできればいいかなと思っています。たとえ万全の状態で試合に入ったとしても、今日みたいなこと、それ以上に悪い状態のときがあるかもしれない。そうなったときの対応というか、1イニングで切り替えられるかどうかが、強いチームになればなるほど大事だと思います」
あらゆる経験がこの23歳を大きくしていく。そのための敗北なら、決してムダではなかったはずである。