沸騰! 日本サラブ列島BACK NUMBER
大阪杯を支配したミルコ・マジック。
圧倒的な道中のポジション取り技術。
text by
島田明宏Akihiro Shimada
photograph byKyodo News
posted2018/04/02 11:20
持ったまま先頭に並びかけ、4コーナーで先頭に立つと最内を選んで駆け抜けた。ミルコ&スワーヴリチャードの勝ちパターンになるか。
天皇賞は出走せず、宝塚へ?
春の古馬三冠の残りは、天皇賞・春と宝塚記念。3つとも勝てば、内国産馬なら2億円のボーナスが出る。しかし、大阪杯と天皇賞・春を圧勝したキタサンでさえ宝塚記念で9着に沈んだように、すべて勝つのは至難の業だ。
スワーヴリチャードの次走は宝塚記念が有力と見られている。
この馬をはじめとする4歳勢は、今年行われた4歳以上、芝1800m以上の重賞13レースで8勝、うちワンツー5回、ワンツースリー2回という強さを見せている。
天皇賞・春には菊花賞馬キセキ、菊花賞2着で京都記念を勝ったクリンチャーが出てくる予定だし、宝塚記念にはダービー馬レイデオロが出てくるかもしれない。
最強世代の王者決定戦は始まったばかりだ。