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三河の大黒柱は今も桜木ジェイアール!
ダンクする41歳支える秘密のジュース。
text by
青木崇Takashi Aoki
photograph byB.LEAGUE
posted2018/03/30 17:30
「桜木」という名前は、『スラムダンク』を知る前に付けたという桜木ジェイアール。
加工された炭水化物系料理は一切食べない。
野菜に関してはいろいろな種類を一度に摂取できるように、火を加えて料理したものと生で食べるサラダの両方を必ず用意している。
サラダにかけるドレッシングに関しては、スーパーで販売されているものでなく、奥さんが作ったオリジナルを使っている。
タンパク質については、オリーブオイルで炒め、奥さんの特製ソースで味付けされたサーモンが一例として挙げられる。
桜木は、妻のクリスティーナさんを“最高のパートナー”と断言する。
「彼女は私のために一生懸命にやってくれている。結婚したばかりの時、妻は料理の仕方を何も知らなかった。彼女は私をすごく助けたいという気持ちをもっていて、日本料理の本などを読んで勉強したね。私にエナジーを与えることや体を回復させるためなど、状況に合わせた食事を用意してくれる」
炭水化物は必要な栄養素として摂取しているものの、スパゲティのような加工されたものは一切食べないという。
関節の炎症を起こすからというのがその理由で、糖分を極力回避するための措置。ポテトチップスといったお菓子、ジャンクフード(栄養価のバランスを著しく欠いた調理済みの食品)、キャンディーやキャンディーバー、炭酸飲料は絶対に摂らない。水分補給はお茶を中心に行っている。
「柔軟性はアスリートにとって非常に大事」
身体のケアで重視しているのは食事だけでない。
「柔軟性はアスリートにとって非常に大事」と語る桜木は、ストレッチもかなりの時間をかけて行う。
試合前のウォームアップでは、三河の選手たちのストレッチを目にすることができる。
その中で注目すべき点は、桜木はどの選手よりも身体が軟らかいということだ。
両足を開脚しての前屈では、伸ばした両手と頭がフロアにピタっとついてしまう。当然のことながら、つま先は真上を向き、ひざが曲がることなく伸び切った状態である。