【NSBC補講I】 池田純のスポーツビジネス補講BACK NUMBER
DeNA“バスケ買収”への違和感。
「横浜スポーツタウン構想」は?
posted2017/12/08 17:00
text by
池田純Jun Ikeda
photograph by
Kyodo News
バスケットボール男子B.LEAGUE1部の「川崎ブレイブサンダース」が、親会社の東芝からディー・エヌ・エー(DeNA)に譲渡されることが決まりました。
突然だったこのニュースに驚いた方も多いのではないでしょうか。私もそうでした。
8月17日付のサンケイスポーツ1面で報じられたように、私は個人的に川崎ブレイブサンダースの友好的買収を目指していました。
今回、驚きのあまりFacebookのページに以下の文章を投稿しました。
―――
ちっくしょ~~~
バスケ買収、本件の存在に気づかせてしまった。2016年10月にベイスターズ社長を退任して以来D社とまったく関係ないので誤認してもらいたくないが、私は個人でだったので、どうしても折り合わない条件があって断念せざるを得なかったが、残念。がんばってもらうしかない。
―――
個人的にBリーグのチームを経営したいと思っていた。
この内容について、少し説明を加えます。
私は横浜DeNAベイスターズの社長を務めた期間、故郷でもある横浜を活性化させることに力を注ぎました。それなりの結果を出せたと自負していますが、その職を辞したため、もう横浜にはタッチできない。だから、次は組織と関係なく、個人的に川崎のバスケットボールチームを経営し、街を盛り上げることに貢献できないかと考えたのです。
最終的には条件が折り合わず、断念する結果となりました。
そして東芝が選んだのは、なんと、DeNAでした。