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「貴史マジ変わった、すげー笑う」
原口元気と宇佐美、独2部からW杯へ。
text by
了戒美子Yoshiko Ryokai
photograph byGetty Images
posted2018/03/08 11:30
原口(右)と宇佐美が同じクラブのユニフォームで戦っている。ロンドン世代を知るサッカーファンなら、これだけでも感慨深い。
「タカシ、なんかすげー笑う」
「貴史も一緒にいて、うまくやれてる。あいつも、俺が来たことによって良い風に……。チームメイトにも、『タカシ、まじ変わった。なんかすげー笑うようになった』って言われるんですよ。アイツが(試合に)出ることによって、オレもすごくやりやすいし、一緒に切磋琢磨することで、アイツも今すごくよくなってるから。一緒にこのクラブを1部に昇格できれば良いし、その先に一緒にW杯とか、行けたらいいねって話をしてますけどね」
宇佐美にとって、どれだけ原口の存在が刺激になっているかは、2月中旬から3試合連続得点と結果を見れば一目瞭然だ。影の立役者は原口と断定して間違いない。
移籍から2カ月。短いながらジェットコースターのような日々を過ごした原口はこういう。
「ここね、おもしろいですよ、意外と。期待よりも」
もちろんその起伏は、なければそれに越したことはなかった。だが、それを乗り越えた原口は、これまで見た原口の中でもっとも力強く見えた。本格復帰の日は近いはずだ。