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スピードスケートだけでメダル6個!
日本を変えたデビットコーチの4年間。
text by
矢内由美子Yumiko Yanai
photograph byNaoya Sanuki/JMPA
posted2018/02/26 11:45
マススタートで高木菜那がゴールした瞬間のデビットコーチ(写真中央)。オランダと日本の指導技術の融合から生まれた金メダルだった。
デビットコーチについて4年目の快挙。
2月24日、女子マススタートで高木菜那が初代チャンピオンになり、金メダルを手にした。1大会で2つの金メダルを手にした日本初の女子選手となった。
日本電産サンキョーの一員として無我夢中でオランダにわたり、デビットコーチに初めて師事した日から、約4年の月日が流れていた。
全日程が終了した2月24日、湯田淳スピード強化部長は言った。
「選手たちは力をつけ、本番で実力を発揮した。掲げた目標は高かったが、結果は素晴らしかった。でもまだオランダの方が上にいる。北京五輪には、オランダに勝ち、ナンバーワンになるという新たな目標を持って向かう」
湯田強化部長は日本スケート連盟が現在、デビットコーチと契約延長について調整を行っていることを示唆している。
日本スピードスケート陣は北京五輪でもっと大きな成果を得ることを求めている。
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