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W杯予選を通った監督が辞任・解任。
ハリルも経験した悲劇が今回も続出。 

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井川洋一

井川洋一Yoichi Igawa

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posted2017/12/14 11:30

W杯予選を通った監督が辞任・解任。ハリルも経験した悲劇が今回も続出。<Number Web> photograph by Getty Images

オーストラリア代表監督の座を追われたポステコグルー氏。J1横浜F・マリノスの監督候補にも挙げられている。

7年前、ハリルを解任したコートジボワールは……。

 横浜F・マリノスのオーストラリア代表DFミロシュ・デゲネクに話を聞いたところ、「個人的にはすごく残念だ。彼は僕を代表に初招集してくれた監督だし、あのスタイルが好きだったからね。でも僕らが属しているフットボールの世界では、どんなことでも起こりうる」と事態を冷静に受け止めていた。本稿執筆時点で後任はまだ決まっておらず、噂ではマルセロ・ビエルサやスベン・ゴラン・エリクソンだけでなく、セルビア前監督のムスリンやサウジアラビア元指揮官のファンマルバイクの名前もあがっている。

 強化、政治、対立──。様々な思惑が絡み合うなか、これら3つの代表チームは予期せぬ状況を迎えている。韓国やメキシコあたりがここに加わる可能性もあるようだが、強化という点で言えば、それが賢明な策かどうかはわからない。

 ちなみに、7年前にハリルホジッチを解任したコートボジボワールの2010年W杯の成績はグループステージ敗退。つまりその選択は失敗に終わったと言える。

 そもそも強豪ではないからこそ、あらゆる手段を用いてもがくのかもしれないが、果たして来夏のロシアで、予選とは別の指揮官に率いられるチームはどんな結末を迎えるだろうか。

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