プロレス写真記者の眼BACK NUMBER
ブーイングを浴びるIWGP王者……。
1.4はオカダ・カズチカvs.内藤哲也!
text by
原悦生Essei Hara
photograph byEssei Hara
posted2017/10/11 17:45
EVILに完勝し、試合後には「内藤さん、あなたは絶対に勝つことができない」とコメントしたオカダ。
「“世界”を考えたら、内藤さんは物足りない」
内藤はオカダへのブーイングについても言及した。
「最近、オカダへのブーイングが聞こえますが、『ボクが強過ぎるからブーイングが来るんですよ』っていうオカダの言葉は、たしかにそうなのかもしれないな、と思う部分もあるけれども、お客様のブーイングの答えは本当にそれだけなのかどうか。
かつて、全国各地でブーイングを喰らっていたオレには、はたしてそれだけなのかどうか、疑問に思う点がある。まあ、その答えっていうのは後々気付くんじゃないですか。今は『ボクが強過ぎるからブーイングが来るんです』って勝手に思っておけばいいんじゃないかな」
こんな言葉を受けたオカダは、内藤にすぐさまこんな言葉で返した。
「ボクは“世界”という風に考えたら、内藤さんは相手として物足りないと思います。正直、レスラーとして世界に響くほどではないと思います。それだったら、今年のケニー・オメガの方が十分響いたと思うんです。まあ、そのロス・インゴベルナブレス感で頑張ってもらって、世界に響くオカダvs.内藤にしたいと思います」
1.4に向けた2人の舌戦と心理戦が始まっていた。