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久保建英と平川怜は楽しんで勝つ。
U-17W杯優勝を本気で狙うために。 

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安藤隆人

安藤隆人Takahito Ando

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photograph byTakahito Ando

posted2017/10/04 07:00

久保建英と平川怜は楽しんで勝つ。U-17W杯優勝を本気で狙うために。<Number Web> photograph by Takahito Ando

東京五輪どころか近い将来A代表入りも噂される久保と平川。U-17世代であろうと、各国のライバルに負けるわけにはいかない。

「2人は常に目標を高く持つ選手ですから」

 久保はすでに上のカテゴリーに出場している。それだけに周りも“さらに上のステージへ”と思っていたが、本人がU-17W杯への意欲を示しているのならば、その決断を留まらせる必要性もない。

 6月に韓国で味わった悔しさを、インドで必ず晴らす。そこには年齢は関係なく、1人のサッカー選手としての心理がある。

「2人は常に目標を高く持つ選手です。U-17日本代表に選ばれたからなどではなく、普段から意識高く取り組んでくれている」(FC東京U-18・佐藤監督)

 2人の柱は、インドの地での躍進を信じて疑わない。グループリーグ突破、決勝トーナメントを勝ち上がって、ファイナリストへ。そして決勝も制して、日本として初の「W杯優勝」を――。

 しっかりとその道筋を見据えている。そこに一点の曇りもない。

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久保建英
平川怜
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