昨シーズンは移籍金高騰の影響を感じさせる面々。

＜2016-2017：13人＞

続投：メッシ、スアレス（以上バルセロナ）、C・ロナウド（R・マドリー）、ノイアー（バイエルン）、香川真司（ドルトムント）、ポグバ（マンチェスター・U）、
新登場・復活：グリエスマン（A・マドリー）、ベイル（R・マドリー）、イブラヒモビッチ、モウリーニョ監督（マンチェスター・U）、岡崎慎司（レスター）、グアルディオラ監督（マンチェスター・C）、イグアイン（ユベントス）

　日本人で初登場となったのは、岡崎。これはもちろん奇跡のプレミアリーグ優勝を果たした「ミラクル・レスター」の象徴、そしてドイツやイングランドで長年主力として活躍した貢献度を踏まえた上だろう。

　このシーズンから移籍金の高騰が顕著になった。ポグバに1億ユーロ（約130億円）。イグアインに9000万ユーロ（約117億円）という額は“払い過ぎでは？”との声もあった。ちなみにプレシーズン時、明らかにウェイトオーバーだったイグアインは「117億円で子豚が来た」と報道されたことも。古巣ナポリファンの大ブーイングより心に堪えたかもしれない。

“皆勤賞”はメッシとロナウド、それに続くのは……。

　以上9シーズンの面々を紹介した。気になるのは表紙の登場回数だ。“皆勤賞”はやはりというか、メッシとロナウドだけ。バロンドールを独占し続ける2人をあえて外すという選択肢は……誰が選ぶ立場になってもできないだろう。ちなみに3位は香川の8回。もちろん日本人最多である。

　最後に紹介したいのは、2大巨頭の陰に隠れてしまいがち？　なバルサとマドリーのチームメートたち。この8年間でいずれかのクラブに所属経験があり、他クラブでも一度も表紙を飾っていない主な面々である。

　アンリ、ビジャ、イニエスタ、シャビ、セルヒオ・ブスケツ、ジェラール・ピケ、プジョル、ダニエウ・アウベス、カシージャス、セルヒオ・ラモス、マルセロ、モドリッチ、クロース、シャビ・アロンソ、ベンゼマ、ロッベン、ラウール……などなど。

　これでチームを作れば「実は最強クラブなんじゃないか」とも思ってしまう。

　まあ、言ってしまえばバルサ＋マドリーの連合チームだから当然なのだが。