- #1
- #2
海外サッカーPRESSBACK NUMBER
「スペインがW杯掲げる端に…トランプ」「メッシの涙を遠くでしか」カメラマンが悩んだ“80歳大統領ムーブ”の数々「ブーイングで気づいたけど」
posted2026/07/20 18:32
W杯決勝会場に現れたアメリカのトランプ大統領
text by

NumberWeb編集部Sports Graphic Number Web
photograph by
Kiichi Matsumoto/JMPA
FIFAワールドカップ2026決勝、スペイン対アルゼンチン。スペインが2度目のW杯優勝を果たした一戦のピッチサイドに立っていた松本輝一カメラマンは、試合だけでなく「ブーイングの渦」の中心にいた人物にもカメラを向け続けた。80歳のドナルド・トランプ大統領(以下、肩書は省略)の存在は、撮影に影響を与えたようだ。
ブーイングで登場に気づいた
――試合終了後の表彰式、トランプがスタジアムに登場したとき、どのような雰囲気でしたか。
「ブーイングのおかげで、出てきたことがすぐ分かるくらい、大きな反応でした。そして、ちょうどトランプが自分がいるサイドから出てきたんです。追いかけていたら、ほぼ私の方に向かって手を振ってくれるような形になって」
ADVERTISEMENT
――ほんとだ。
「かなり近い距離でしたね。インファンティーノ会長と手を振る姿、そして警備の壁に囲まれながら歩く様子が数枚撮りました」
――2人はアメリカ代表FWバログンの退場処分を巡ってトランプが「直電」したということで、ヘイトを集めたわけですが……ブーイングの規模感はどの程度でしたか。
「スタジアム全体から出ていたと思います。この日の観衆はアルゼンチンファンが8割程度を占めていた印象ですが、トランプ登場の瞬間は一体となって反応していた印象でした。ただ、トランプ本人はまったく意に介している様子がなく、堂々と手を振り続けていました。あの種の反応を何度も経験しているからでしょうか、慣れたものだという感じがありました」
表彰式と動線問題…メッシの涙が
――表彰式の撮影はどうでしたか。
「正直に言うと、悔しい結果になりました。スペインがW杯トロフィーを掲げる瞬間を撮影するためのポジションを取っていたんですが、その直前にメッシに近いところで撮れるポジションがあると気づいて、移動したんです。でもそこから動線の問題で、タイミングが遅れてしまって。カップ上げの瞬間、下に入っているべき〈CHAMPION〉という文字が微妙に切れてしまいました。トランプも端に映っていますし……」


