サッカー日本代表PRESSBACK NUMBER
27人招集、ベンチ外とスタメンは?
“持ってる男”候補は本田以外にも。
text by
二宮寿朗Toshio Ninomiya
photograph byAFLO
posted2017/08/25 11:45
ナチュラルボーン・キャプテンの長谷部誠復帰は代表にとって大きなプラスになるに違いない。
大迫と岡崎の二択は、大迫のコンディション次第。
デスク「この27人のメンバーを見て、何か見えてくるところはある?」
二宮「中盤の構成を見ると、どう戦いたいのかヒントが見えてきます。たとえばテヘランでのイラク戦は、中盤にボール奪取能力に長けた選手がメンバーに並びました。今回は左肩のケガから復帰した香川の状態はあるにせよ、テクニックのある小林祐希と柴崎が入りました。相手にボールを持たせたアウェーのオーストラリア戦とは違って、ボールを持つ前提でゲームプランを考えているとは思います」
デスク「では、恒例の先発予想といこうか」
二宮「準備期間が少ないので、慣れている形でスタートするかなとは思います。ハリルホジッチ監督が表記する際に用いるフォーメーションは4-3-3なので、それに合わせると、
FW 原口、岡崎、久保
MF 香川、山口、長谷部
DF 長友、昌子、吉田、酒井宏
GK 川島
デスク「トップは岡崎予想?」
二宮「大迫のコンディションがつかめない以上、現段階では2試合連発と絶好調の岡崎かなとは思います。ただ大迫の状態が悪くないと判断されれば、監督は大迫を使うでしょうね」
ダブルボランチ濃厚だが、アンカーの適任者も。
デスク「ボランチは長谷部と山口のコンビが復活、と」
二宮「ダブルボランチで行くとは思うんですけど、FC東京でアンカーを務める高萩が選ばれているのもちょっと気になるんです。アンカーを置く4-3-3も考えているのかなと。長谷部(または山口、高萩)をアンカーに置き、インサイドハーフを山口、香川、小林、柴崎、井手口のなかからチョイスする、という考えもあるのかもしれません。ボールを保持する戦い方を想定すれば、小林と柴崎にもチャンスはあると思います」
デスク「本田はスーパーサブかな?」
二宮「基本的にそうでしょうね。途中からでもしっかり結果を残せるタイプ。決定力はやはり魅力です」