酒の肴に野球の記録BACK NUMBER
オールスター最強の記録男は誰だ。
イチロー、清原、そして江川卓も!?
text by
広尾晃Kou Hiroo
photograph byHideki Sugiyama
posted2017/07/14 07:00
交流戦後の“オールスター男”の代表格だった前田健太。彼のような選手がいれば球宴も盛り上がるに違いない。
投手で名を連ねるのは山田、江夏……マエケンも!
続いては投手だ。
<20投球回以上の防御率5傑>
堀内恒夫 1.44 25回
東尾 修 1.61 28回
秋山 登 1.64 21.2回
江川 卓 1.64 22回
村山 実 2.00 27回
殿堂入りの大投手に交じって江川卓が4位に入っている。お騒がせの印象があるが、この投手も「お祭り男」だった。
<勝利数>
山田久志 7勝0敗
江夏豊 5勝3敗
前田健太 4勝0敗
米田哲也 4勝2敗
杉浦忠 3勝2敗
金田正一 3勝4敗
登板機会が限られているだけにオールスターで白星を挙げるのは難しい。山田久志はオールスターには13回選ばれ30イニングを投げて7勝。断トツの記録。昭和の大投手に交じって、前田健太も4勝無敗。5回選ばれ5試合12イニングしかマウンドに上がっていないが4勝。持ってる男だ。
<セーブ>
江夏豊 6
牛島和彦 4
高津臣吾 3
山本和行 3
クルーン 3
江夏豊も「球宴男」と言えるだろう。5勝に加えて、歴代トップとなる6セーブを記録している。
<奪三振>
金田正一 84
江夏豊 62
鈴木啓示 43
村田兆治 34
江川卓 30
オールスター最多登板の金田正一が1位、9者連続奪三振の江夏豊が2位、5位には江夏に次ぐ8者連続奪三振の江川卓がいる。