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オカダ・カズチカ大阪城フルタイム戦。
IWGPベルトに執着した60分の死闘。
text by
原悦生Essei Hara
photograph byEssei Hara
posted2017/06/13 17:00
1・4の時は46分間で勝利したオカダ。今回は60分間フルで引き分けた。因縁対決は再び持ち越された、と考えるべきだろう。
オカダはアメリカでも「金の雨」を降らせられるか?
60分、フルタイムのドロー。
オカダは6度目の王座防衛に成功した。
7月1日と2日(現地時間)に、新日本プロレスはアメリカ・ロサンゼルスで『G1 Special』を開催する。
ここにオカダは「ニュージャパン・プロレスリング」と「IWGP」の看板を背負って乗り込む。
ロサンゼルスでの防衛戦の相手にはバレットクラブのCodyが名乗りを上げた。
オカダは試合終了後、Codyにビールを吹きかけられたが、この挑発にも、冷静に対処した。
「おいしい獲物だと思います。Codyのアメリカでの知名度を逆に利用させてもらって、ニュージャパン・プロレスリングにはオカダというすばらしいIWGPヘビー級チャンピオンがいるっていうのをしっかり見せつけたい」
Codyはあのダスティー・ローデスの息子だ。
オカダにとって、この防衛戦も、1つの通過点に過ぎない。
でも、レインメーカー・オカダ・カズチカが「世界に金の雨を降らす」ための大事な一歩だと認識している。