JリーグPRESSBACK NUMBER

浦和、1試合平均3得点が射程圏!
シーズン最多ゴールは'98年の……。 

text by

茂野聡士

茂野聡士Satoshi Shigeno

PROFILE

photograph byURAWA REDS

posted2017/05/02 11:30

浦和、1試合平均3得点が射程圏!シーズン最多ゴールは'98年の……。<Number Web> photograph by URAWA REDS

仙台戦でハットトリックを達成した興梠以外の得点内訳は武藤、李、柏木、オウンゴールだった。

攻撃サッカーの二大勢力はやはり、あのクラブ。

 続いて、J1が延長戦を廃止した'03年と'04年、そして現行の18チームとなった'05年以降の最多得点チームだ。

2003年:市原/57得点(30試合)平均1.90
2004年:浦和/70得点(30試合)平均2.33
※これ以降すべて34試合
2005年:G大阪/82得点、平均2.41
2006年:川崎/84得点、平均2.47
2007年:G大阪/71得点、平均2.08
2008年:川崎/65得点、平均1.91
2009年:川崎/64得点、平均1.88
2010年:G大阪/65得点、平均1.91
2011年:G大阪/78得点、平均2.29
2012年:G大阪/67得点、平均1.97
2013年:浦和/66得点、平均1.94
2014年:鹿島/64得点、平均1.88
2015年:広島/73得点、平均2.14
2016年:川崎/68得点、平均2.00
2017年:浦和/24得点、平均2.66(第9節終了時点)

G大阪は最多得点でJ2降格した苦い思い出も。

 目を引くのは34試合制になってからの川崎とガンバ大阪の2強ぶりだ。

 川崎は'06年に4人が2ケタ得点をマーク(ジュニーニョ20得点、我那覇和樹18得点、谷口博之13得点、中村憲剛10得点)。また'07年と'10年に得点数2位、風間八宏監督就任後も'13年に2位、'14年と'15年には3位につけた。風間体制で大久保嘉人が3年連続得点王に輝いたのも記憶に新しい。

 またG大阪も'05年に3人が2ケタ得点している(アラウージョ33得点、大黒将志16得点、遠藤保仁10得点)。'09年と'14年には得点数2位に入っていて、攻撃サッカーの“西の横綱”だ。ただG大阪は2012年、最多得点チームでなおかつ得失点差でプラスとなりながらもJ2降格の憂き目にあった。それ以降は長谷川健太監督が攻守バランスを改善し、2014年には国内3冠を達成するまでに至っている。

 浦和はどうか。特にペトロビッチ監督のもとで、ゴール数が伸びている。'15年と'16年ともに2位に入り、チーム成熟とともにフィニッシュでのパワーが増したことが証明されている。

【次ページ】 バルサ、レアルなどの強豪はどれくらいの数値?

BACK 1 2 3 4 NEXT
浦和レッズ
興梠慎三
ラファエル・シルバ
ジュビロ磐田
中山雅史
川崎フロンターレ
大久保嘉人
ガンバ大阪

Jリーグの前後の記事

ページトップ