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高松宮記念とドバイWCデーの3GI。
スプリント王決定戦はサブじゃない!
text by
島田明宏Akihiro Shimada
photograph byKyodo News
posted2017/03/25 08:00
昨年のスプリンターズSで短距離の頂点に立ったレッドファルクス。12着に負けた前走からどれほど回復しているか。
前走の大敗でレッドファルクスの人気が落ちるなら。
ソルヴェイグ(牝4歳、父ダイワメジャー、栗東・鮫島一歩厩舎)も、昨年、フィリーズレビュー、函館スプリントステークスを勝ち、スプリンターズステークスで3着になっているように、強い馬だ。鞍上はスプリンターズステークスと同じ田辺裕信。逃げたり、どこかで一気に動いたりするなど意外性のある戦術をとりそうで怖い。
2歳時の早い時期から快速ぶりを発揮していたシュウジ(牡4歳、父キンシャサノキセキ、栗東・須貝尚介厩舎)も、スプリント戦を得意としている。昨年の函館スプリントステークスとキーンランドカップで2着、スプリンターズステークスで4着と、前記のソルヴェイグには1勝2敗だが、いつも近いところでフィニッシュしている。ソルヴェイグを買うならこちらも買わないとならない。
ということで、結論。
◎レッドファルクス
○メラグラーナ
▲レッツゴードンキ
△シュウジ
×ソルヴェイグ
注セイウンコウセイ
レッドファルクスは、前走の大敗で人気を落とし、メラグラーナが1番人気になるのではないか。馬券的に妙味のあるレッドを中心に据えたい。
ドバイで3つのGIもある豪華な週末。
さて、今週末はもう1つ、いや日本の競馬ファンにとってはあと3つのビッグイベントが控えている。
日本でも馬券が売り出される、ドバイワールドカップデーの3競走である。
メインの第22回ドバイワールドカップ(日本時間3月26日午前1時45分、メイダンダート2000m、北半球4歳以上、南半球3歳以上GI)には、アウォーディーとラニのきょうだい、フェブラリーステークスの覇者ゴールドドリーム、昨年の東京大賞典優勝馬アポロケンタッキーと強い日本馬が4頭出走するのだが、アメリカのアロゲートという化け物が出てくるので、複勝を買って応援するか、あるいはケン(見るだけで馬券を買わないこと)して楽しむべき一戦なのかもしれない。