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久保、堂安、小川以外も逸材揃い!
U-20代表候補の持ち味、一挙紹介。

posted2017/03/24 07:00

 
久保、堂安、小川以外も逸材揃い!U-20代表候補の持ち味、一挙紹介。<Number Web> photograph by Takahito Ando

ドイツ遠征には左利きで長身のCB町田ら有望株が招集された。U-20ドイツ代表とも戦うなど、有意義な時を送っている。

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安藤隆人

安藤隆人Takahito Ando

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 本番まであと2カ月を切り、ついに対戦する相手が決まった。

 5大会ぶり、実に10年ぶりの出場となったU-20W杯。グループリーグの相手は南米予選(南米ユース選手権)覇者のウルグアイ、ヨーロッパ予選(UEFA U-19ヨーロッパ選手権)2位のイタリア、アフリカ予選(アフリカユース選手権)4位の南アフリカと強豪ひしめく“死のグループ”に若き日本代表は身を置くことになった。

 現在、チームは本番に向けて世界仕様にするために、ドイツ遠征(3月19日~29日)を行い、強化に励んでいる。

「本番まで遠征が少ない分、これまで積み上げて来たものに新しいものを加えながら、チーム力を高めて行きたい。メンバー選考ももう時間も僅かですし、固まっていない訳ではありません」と内山篤監督が語ったように、このドイツ遠征のメンバーを中心に、最終メンバーを絞り込んでいくことになる。

 そこで、このメンバーを軸にU-20日本代表の陣容を紐解いていきたいと思う。

選手権優勝GK廣末がメンバー漏れするほどの豪華さ。

 まずGKはアジア最終予選メンバーから廣末陸が漏れ、同じFC東京の波多野豪、早大の小島亨介、ロリアンでプレーする山口瑠伊(るい)、広島ユースで“ユース年代No.1GK”の称号を持つ大迫敬介が選ばれた。

 このチームで守護神として君臨してきた小島、197cmの世代随一の長身GKである波多野、フランスでプレーしていて国際経験豊富な山口。185cmの体格にパワーを兼備する大迫と、将来のA代表守護神候補が多くそろっている。その中で個人的には大迫の躍動に期待したい。

 DFラインはJリーグで経験を積んでいる選手が多い。その中で、守備の軸になるのが中山雄太(柏)と冨安健洋(福岡)だ。ともに昨季から所属チームでレギュラーを掴み、アジア最終予選でも安定したコンビネーションを見せて無失点優勝に大きく貢献をした。今季もレギュラーの座をがっちりと掴み続けており、不動のコンビであることは間違いない。

 東京合宿では中山が不在だったが、FC東京とのトレーニングマッチでは、湘南で開幕スタメンをつかみレギュラーに定着した杉岡大暉がアピールした。冨安とCBコンビを組んで、無失点で切り抜けた。なおドイツ遠征も中山が負傷離脱し、杉岡が追加招集となっている。

【次ページ】 湘南・杉岡の台頭によって、冨安のボランチ起用も。

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