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オカダ・カズチカがマスクマンに!
つかの間のルチャと、鈴木みのる戦。
posted2017/01/26 17:00
text by
原悦生Essei Hara
photograph by
Essei Hara
IWGPヘビー級王者オカダ・カズチカの評価は、日増しに上昇している。
1・4東京ドーム大会が与えたインパクトは大きく、後でテレビ中継を見たファンが電車の中で「オカダすごい」、「すごかった」という言葉を何度も発していた。
それはオカダにとって未知の領域だった46分45秒を戦ったという事実よりも、ファンに訴え続けた46分45秒だったということが証明されたことになる。
ファンの心を強く打った、のは間違いない。
これは長年、プロレスを見てきた記者たちにとっても同様だった。私も同じだった。
「あれだけ見せつけられたら、次はどうするのだろう」と思ってしまう。
もし、最高のものを見てしまったのだとしたら、この先はどうすればいいのだろうか、と余計なことまで考えてしまう。
オカダは29歳になる。
スポーツ紙ではテレビ朝日の森葉子アナウンサーとの「結婚」も話題になったばかりだ。昨夏から、そういう話は少し耳に入っていたが、そろそろという段階になったということだろう。
新日ルチャリブレの祭典に参戦。
新日本プロレスは1月13日から22日まで、メキシコ・ルチャリブレの祭典「CMLL FANTASTICA MANIA2017」を開催した。
オカダもメキシコという彼の原点に返ったように、このお祭りに参戦してルチャを楽しんだ。
ルチャドールたちと共にアレナ・コリセオやアレナ・メヒコというルチャのひのき舞台での思い出に浸るひと時だったのかもしれない。