Number ExBACK NUMBER
ライバルが語るスラッガー。
菊池雄星が本当に恐れるのは?
text by
Number編集部Sports Graphic Number
photograph byHirofumi Kamaya
posted2016/10/14 07:00
9月28日の日本ハム戦で大谷翔平と投げ合い6回1失点。敗れたものの、規定投球回にちょうど達した。
「自分の真っ直ぐがどこまで通用するか試してます」
マリーンズのクリーンナップを務め、日本に来て3年目となるデスパイネの今季は、打率.280、24本塁打、92打点。対菊池では、15打数6安打(打率.400)、1本塁打。決して相性がいいとは言えない強打者に対して抱いているのは、“怖い”という感覚だけではない。
「勝負を楽しみにできるバッターです。点差がある場面では、自分の真っ直ぐがどこまで通用するかを試しています。キャッチャーもわかってくれていて、ストレートを3、4球続けることもあります」
勝負への熱を高めてくれる打者に、思い切り直球を投げ込む――。
ADVERTISEMENT
正面からぶつかることで、菊池は自分の腕を磨いていた。
写真撮影では、「こんなに撮るなら、ひげを剃ってくればよかった」と笑った菊池。腕を組んだポージングでは、胸と腕の筋肉の盛り上がりが並外れて大きかったのが印象的だった。
記事の本編では、デスパイネに怖さを感じた「この試合」「この一球」までを徹底レポート。直球勝負が許されない場面での、駆け引きまで話が及んでいます。菊池雄星の他に、大野雄大(中日ドラゴンズ)、山崎康晃(横浜DeNAベイスターズ)、金子千尋(オリックス・バファローズ)らが語ったライバル物語とは……詳しい内容は、ぜひNumber912号「Baseball CLIMAX2016 侍スラッガー進化論」でご確認ください。