気付いて欲しい。ラグビーは「プロスポーツ」だと。

　そろそろ気付いて欲しい。

　ラグビーは素晴らしいアマチュア精神をバックボーンとする「プロスポーツ」なのだということを。いつまでも過去のシステムや考え方で判断し、間違ったまま進んでいくと、世界と縮まりかけた差は今以上に広がってしまう。

　2019年自国開催のW杯で2015年以上の好成績を挙げようとするなら、残された準備期間はもう長くはない。

　今、そうなるまいと現場の選手が必死になっている。

　僕は現役選手と話す機会が多いので分かる。日本のラグビー選手の多くは責任感が強く、W杯メンバー中心に日本ラグビーを良くしたい、強くしたいと思う気持ちも強い。

身を挺する桜の戦士は、グラウンド外にも必要だ。

　1年前、イングランドの地でかつてない異常地点に到達した日本ラグビー。日本国内でラグビーを取り巻く環境、在り方は大きく変わった。

　ただ、一部を除いては――。その一部が変わらなければ本当の意味で日本ラグビーが変わったとは言えない。

　変わるなら今しかない。

　本気で変わりたいなら、本気で困難や問題に立ち向かう必要がある。1年前、ラグビー日本代表がそうだったように。

　ブレイブブロッサム。日本ラグビーが世界と戦うため、勇敢な桜の戦士はグラウンドだけに居るだけではダメなんだ。身を挺して戦う勇敢な桜の戦士は、グラウンドの外にも必要だ。

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