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女子バスケ、リオ五輪決定までの道。
司令塔・吉田亜沙美の“3度目の正直”。
text by
矢内由美子Yumiko Yanai
photograph byXinhua/AFLO
posted2015/09/10 10:40
「(リオ五輪では)メダルを獲りたい! 女子バスケットをもっとメジャーにしたい」と宣言している吉田。
リオの舞台で「日本のバスケット」が花開く。
「アウェイで日本のバスケットを見せて、五輪出場権を獲ったのは大きい。渡嘉敷選手もまだまだ上のレベルに行けると思うし、日本は五輪で十分メダルを狙える」(加藤)とエールを送った。
吉田は過去2回の五輪予選で敗れており、「今回こそはという思いは、このチームの誰よりも強い。どうしても五輪に出たい。それがバスケット選手としての私の夢」と話していた。
“3度目の正直”で五輪切符を手にし、アジアNo.1ポイントガードとしての地位を揺るぎないものにした。
次は五輪という大舞台で「日本のバスケット」を表現するという役割が待っている。WNBAへ挑戦する夢も捨ててはいない。吉田は、仲間とともに切り拓いた未来で輝くときを心待ちにしている。