サッカーの尻尾BACK NUMBER
柿谷のCLデビューは、1-5の大敗。
レアルの“別次元”から学べることは?
text by
豊福晋Shin Toyofuku
photograph byAFLO
posted2014/09/17 11:25
CL初体験となった柿谷曜一朗は、ギャレス・ベイルとのマッチアップが多かった。世界最高峰のスピード、ドリブル、コンビネーションは、彼にどんな印象を与えたのだろうか。
ほぼ不可能とされるCL連覇、マドリーに可能性は?
ピッチに立った30分間で得るものがあったとすれば、目の前でチャンピオンズリーグ王者、そして世界最高峰に位置するアタッカーたちの個の力を見ることができたことだろう。スペースを利用するプレーに長けた柿谷にとっては、前線の3人を中心とした素早い攻めは大いに参考になったはずだ。
そして少なくとも、彼はあと5試合この舞台を経験することができる。CLに参加することのできるチームに加入した意味は、とてつもなく大きい。
昨季のCL覇者はこれ以上ない形で大会をスタートした。
対策や研究、チーム力の均衡が進んだ現代サッカーではほぼ不可能とされるCL連覇は可能なのか。
この日の5得点は、その可能性を感じさせてくれるものだった。