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ベンゲルが語るW杯“第3のトレンド”。
「カウンターに人数をかけろ!」 

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木崎伸也

木崎伸也Shinya Kizaki

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posted2014/07/23 10:30

ベンゲルが語るW杯“第3のトレンド”。「カウンターに人数をかけろ!」<Number Web> photograph by Getty Images

決勝トーナメント1回戦のギリシャ戦、先制点を決めたコスタリカのブライアン・ルイスをチームメイトが祝福する。コスタリカは彼を中心に次々とカウンターを仕掛けていった。

「受ける」、「出す」から「運ぶ」への再注目。

 スペインが優勝した2010年W杯では、パスを「受ける」、「出す」という能力が勝敗を左右した。だが、今大会では中盤省略によって、「受ける」、「出す」の効果が弱まり、「運ぶ」という能力がピッチを支配した。それがブラジルW杯で起こった現象だ。

 ブラジルの環境は特殊で、今大会のトレンドがそのまま欧州サッカーのトレンドになることはないだろう。しかし、「運ぶ」という能力の重要性は、確実に再認識されたのではないだろうか。

 ポゼッションを志向してきたチームが、そこに「運ぶ」という能力を取り入れることでどう変化するのか。“ドリブルもできるシャビ”といったタイプの選手が出てきたとき、また新たな戦術の扉が開くはずだ。もしかしたらドイツ代表のラームが、その先駆者のひとりなのかもしれないが。

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