セリエA ダイレクト・レポートBACK NUMBER
不倫騒動、そして“遺恨試合”――。
セリエAを騒がせた三角関係の行方。
text by
弓削高志Takashi Yuge
photograph byAFLO
posted2014/04/16 10:30
イカルディ(左)とマキシ・ロペスの遺恨対決は、2ゴールを決めたイカルディに軍配。
離婚手続きの一方で、イカルディとの同棲をスタート。
イカルディの7つ年上の人気モデルである金髪のワンダは、イカルディから求愛ツイートを受けた直後こそ「彼は若いカノジョと別れたばかりで、私はただの相談相手よ」と不倫関係を濁していたものの、母国の週刊誌に「夫(マキシ)とは、もう3カ月もあちらがご無沙汰よ」と赤裸々な不満をぶちまけ、マキシとは別離状態にあると強調。
そして、告白から1週間も経たないうちに「私の心は貴方のもの」とイカルディへリツイートし、抱き合う2人の自画撮り画像もUP。2人の肉体関係を示唆したことで、世間は一気に色めきたった。
ワンダは、その後も官能的な自画撮り画像や明らかに“事後”と思われるイカルディのほぼ全裸画像とともに「私が3人の子持ちでも、友人(=マキシ)を敵に回しても、彼(イカルディ)は私を選んでくれた。何てステキなひとなの」「彼との間に女の子が欲しい。でも、まずは結婚するのが先よ」などと悲劇のヒロイン気取りでつぶやき続けている。
年が明け、ブエノスアイレスの裁判所で離婚手続きを進める一方、3人の子供を引き連れ、サンシーロの近くで堂々とイカルディとの同棲生活をスタートさせた。彼女のゴシップネタは尽きることがない。
「彼と28時間で15回セックスしたわ!」
女友達へ「彼と28時間で15回セックスしたわ!」と自慢げに語ったことが母国で暴露されたかと思えば、2月19日のイカルディの誕生日では、用意したプレゼントでやらかした。
ワンダは、家族や近親者の祝福メッセージを集めた特製ビデオクリップを用意した。ただし、イカルディの代理人が「(チームメイトの)ミリートの時代はもう終わりだ」と言いながら、彼の写真を真っ二つに破るシーンはカットするべきだった。彼女はご満悦で動画をツイッターへ投稿したものだから、インテルのロッカールームの雰囲気は一気に険悪なものになった。
イタリアとアルゼンチン両国のゴシップ界は、彼女のおかげで今も大賑わいの様相を呈しているのだった。