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J2で格の違いを見せたガンバの今。
“最強の武器”はJ1でも通用するのか。
text by
佐藤俊Shun Sato
photograph byGetty Images
posted2014/02/19 10:55
監督から今季は最低でも15得点と厳命されている宇佐美。「調子そのものは悪くないのだけど……」と語るが、J1での覚醒が待たれる。
キャプテンの遠藤は「心配はしていない」。
攻守に不安を残す中、今シーズンもキャプテンを務め、チーム全体が見えている遠藤は非常に落ち着いていた。
「まぁ今日の試合は、うまくいかなかったけど、長いシーズンを見れば、こういう時もある。攻撃のコンビネーションもまだまだだけど、これからプレーする回数が増えていけば問題ないですよ」
攻守にいいところが見えなかったが、遠藤はさほど心配はしていないようだ。
「心配? 特に心配はしていないですよ。試合はリズムがない時のことを常に想定し、我慢しながらチャンスを待つのが大事。あと、開幕まで2週間あるしね」
開幕戦の対戦相手、浦和はキャンプ中、守備の整備に重点を置いており、3月1日に向けて着々と準備を進めている。がっぷり四つの打ち合いになる可能性が高いが、主導権を握るには迫力ある攻撃が欠かせない。
いい攻撃が出来て、いい守備ができる。
ガンバの哲学とスタイルを押し出すためにも攻撃陣の奮起が求められる。