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Kリーグを足がかりに欧州へ──。
新潮流をうみだす2人の元Jリーガー。 

text by

吉崎エイジーニョ

吉崎エイジーニョ“Eijinho”Yoshizaki

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photograph byGetty Images

posted2013/12/05 10:30

Kリーグを足がかりに欧州へ──。新潮流をうみだす2人の元Jリーガー。<Number Web> photograph by Getty Images

ACLの広州恒大戦、先制ゴール直後のエスクデロ。試合前には「日本の4チーム特に直接負けた浦和と柏の分まで絶対勝ちます! あと日本人として戦います!忘れないでくたざい!」とツイートしていた。

Kリーグから、新たな成功事例が生まれつつある。

 2013年春、Kリーグは選手の平均年俸(外国人選手を除く)を初めて公式に公開した。全クラブ平均1億1405万9000ウォン(約1100万円)、クラブ別で見るともっとも平均額が高い水原が2億9249万8000ウォン(約2800万円)だ。政治レベルでの日韓関係は最悪だが、プレーヤーにその影響が及ぶことはまずない。現に増田はイケメン選手として女子人気が高く、エスクデロに関しては筆者が韓国語で原稿をアップしたところ、現地の最大ポータルサイトのサッカー面トップページに掲載されるほどの大きな関心を集めた。なんとチームに日本語通訳がおらず、初めて韓国語で本人の深い言葉が紹介されたというのだ!

 アジアトップクラスの舞台で揉まれる日本人Kリーガー。彼らもまた、堂々たる海外組だ。日本人選手の新たなルートからの成功事例を生み出そうとしている。その事実だけでも注目に値するものだ。

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