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「言わせろ!ナンバー」で振り返る、
2010年重大ニュース! 【プロ野球編】
text by
Number編集部Sports Graphic Number
photograph byShigeki Yamamoto
posted2010/12/30 08:00
巨人を軸に意見の応酬が続く……セパの実力差。
「メジャーが食指を動かさない、どこか欠点のある打者(打てるが守れない、など)を高額で引き抜くセ球団がある限り、パ高セ低の流れは、根本的な部分で変わることはないと思う」(砲金さん)
http://number.bunshun.jp/feedbacks/234
などなどセ・リーグ(というかジャイアンツ)の姿勢を一刀両断するコメントが目立ちます。ううむ手厳しい。
一方、先発不足に悩んでいたセ・リーグのチーム事情を勘案すべしという声も。
「実力差もあるでしょうが、必ずしもそうとは言えない部分が今年に限ってはあります。今年のセ・リーグは、巨人以外の各チームは、投手のやりくりに苦労しています。先発では、エース級の投手がほとんど見当たりません。広島の前田投手ぐらいでしょうか。中継ぎも、中日以外は質・量とも不足しています。広島・横浜に至っては、リリーフエースも確立されていません。更に、セ・リーグの野球は近年、中継ぎ・抑えを重視し過ぎています。パ・リーグの方は、まだまだ先発・完投型の投手が多いです。こうした状況と、2連戦というエースを投入し易い日程が重なって、パ・リーグの圧勝という結果が出たのでしょう」(ジェイさん)
http://number.bunshun.jp/feedbacks/386
投手力の差を指摘しつつも、「本当の実力差ではない」と擁護してくれるジェイさんのあたたかさに甘えることなく、来季のセ・リーグにはパ・リーグの順位変動に少しでも寄与すべく、奮起していただきたいものであります。
●日本シリーズの地上波中継なし! あなたは納得できる?
http://number.bunshun.jp/articles/-/58679/feedbacks
史上まれに見る大接戦を勝ち抜き、パ・リーグ3位通過ながらもCSを制覇したロッテ。
巨人のリーグ4連覇を阻止し、4年ぶりに優勝。ナゴヤドームで巨人を迎え撃ち、ペナント、CS、日本シリーズの完全制覇を狙う中日。
'10年の日本シリーズはこの両者が激突しましたが、テレビの中継局がなかなか決まらず、第1・2・5戦は地上波での全国中継がなされず、ローカル放送となる異常事態に。プロ野球の地上波放送は年々減少していましたが、「日本シリーズは全試合地上波で完全中継する」という不文律の崩壊に、多くのファンが声を上げました。……が、「納得できない」「納得できる」がほぼ半数ずつ、真っ二つに分かれるという結果に。
まずは「無条件で全国放送すべし」との自説を掲げる、“日本シリーズ原理主義派”の方々の意見から。
「まあひどい世の中になったもんです。かつては『国民的娯楽』と呼ばれたプロ野球の、その年のクライマックスである日本シリーズが地上波中継されないなんて・・・!」(デュークPanさん)
http://number.bunshun.jp/feedbacks/2770
かつて日本シリーズがデーゲームで行われていた時代は、平日の真っ昼間でも生中継していましたね。たしかにあの頃のプロ野球は「国民的娯楽」と呼べるコンテンツでした。