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「言わせろ!ナンバー」で振り返る、
2010年重大ニュース! 【プロ野球編】
text by
Number編集部Sports Graphic Number
photograph byShigeki Yamamoto
posted2010/12/30 08:00
岩隈残留という“補強”は楽天にとって吉か凶か。
「このチームの監督には、野球以前にフロントと渡り合える政治力が必要かと。逆に三木谷社長が、よく自ら火種を呼びこんだものだと思わんでもない。下手に小利口者が監督をするより、変革は期待できそう」(RUIさん)
http://number.bunshun.jp/feedbacks/2636
毀誉褒貶半ばする星野監督ですが、就任直後に大物選手を一本釣りしてみせた豪腕は健在。なんせ松井稼、岩村という元メジャー選手をふたりも獲得したうえに、現役メジャー投手になるはずだった岩隈を図らずも確保できたわけですから。さて、岩隈残留という“補強”は楽天にとって吉と出るか、凶と出るか……。
●横浜ベイスターズ売却交渉決裂、あなたはどう思う?
http://number.bunshun.jp/articles/-/58686/feedbacks
「週刊文春」のスクープ記事が発端となった横浜ベイスターズの球団売却騒動。複数の企業が買収を検討中と報じられ、多額の赤字に苦しむベイスターズの身売り話はにわかに現実味を帯びてきました。
身売り先の最有力と挙げられたのが、「住生活グループ」。グループ会社のトステムはJリーグの鹿島アントラーズをスポンサードしており、スポーツへの理解が深い企業であると見られていましたが、交渉は決裂。本拠地の移転問題などがネックになったと伝えられましたが、半数の方々が破談に対して憂慮の念を表明しています。
「なぜ親会社の『TBS』が『横浜』にこだわるのか? そもそも『売却』と決めた時に多くの発言権はないのでは? なぜ『新潟』ではだめなのか?」(四軒茶屋さん)
http://number.bunshun.jp/feedbacks/2724
住生活グループが球団買収から手を引いたのも当然!?
岩隈のケースも同じことが言えますが、交渉内容が事前に漏れることはタブーとされています。マスコミを通じて、さまざまな情報がリークされた今回のような交渉では、まとまるものもまとまらなくなって当然でしょう。
「球団を譲渡する方があれやこれや条件をつけすぎです。TBSが年間30億円とも言われる赤字をささえきれなくて売却しようとしていたところ、そこに住生活Gが名乗りをあげてせっかく引き受けようとする土台ができるかどうかの時にいろいろとTBS側が条件を出せばまとまるものもまとまらなくなることが考えられたはずです。ホワイトナイトを買ってでてなぜ、そこまで言われなければという感情の問題にもなる。また、買収に際しては赤字垂れ流しは許されなく資産査定を厳しくすることも企業としては当然のこと。そこで、金も出さない神奈川県の松沢(県知事)が『理念のない会社』よばわりされては買収する意欲もなくなるでしょう。住生活Gが手をひいて当然です」(sawachanさん)
http://number.bunshun.jp/feedbacks/2726
事情を知らされていなかったという球団社長が売却に否定的なコメントを出すなど、コントロールがとれていなかったようにも見えました。