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「やっぱり、赤は可愛く見えるけん」
3人の美女“カープガール”座談会! 

text by

村瀬秀信

村瀬秀信Hidenobu Murase

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photograph byCARP-girl-CARP

posted2013/10/18 11:45

「やっぱり、赤は可愛く見えるけん」3人の美女“カープガール”座談会!<Number Web> photograph by CARP-girl-CARP

左から古田ちさこさん、大井智保子さん、天野恵さん。智保子さんは2011年にも本コラムに登場してくれた。

智保子「16年ぶりやけん。Bクラスが染み着いとるからね」

智保子 「でも、正直なところ、こんなに早くCSに出られるとは思わなかったよ。今年はキラが合流してから流れが明らかに変わったよね」

ちさこ 「キラ様! あんなライナーの弾道でホームランを打てる選手見たことない。痺れちゃった。それと、やっぱり、広島は外国人を見つけてくるのがうまいなぁって」

 「それでも、去年の9月の大失速があったから、今年も最後の最後まで信じられなかったけどね。どんなに勝とうが、いい感じだろうが、全力で喜べない。まだどこかに落とし穴があるんじゃないかって疑ってしまう(笑)」

智保子 「16年ぶりやけん。Bクラスが染み着いとるからね。3位が決まった日も、『ほんとなん?』って疑ったよ。『やっぱり、違いました』って言われるんじゃないかなって(笑)」

ちさこ 「『夢じゃないかな』って疑ったよね。でも私たち、長い低迷で“万年Bクラス”とか、“定位置の5位”とか、そういう自虐が気持ちよくなっていたところがあったよね。悲しいけど」

 「だから、はじめてのCSは物凄い感動したよ。私は甲子園の2戦目に行ったんだけど、勝った瞬間はもう涙、涙だったよね」

智保子 「私とちさこちゃんは1戦目。もう緊張しすぎて体調がおかしくなったけん。『お前が試合に出るのかよ』ってぐらいお腹が痛くなって(笑)。シーズンの球場と違い過ぎて、甲子園球場があんなに赤で染まって、声も阪神に負けないぐらい出ていて、もうすっごい感動したよ」

恵「このままの勢いでファイナルステージも行って欲しい!」

 「それに阪神ファンの人たちがすごい優しかったよ。最後の最後に桧山(進次郎)さんがホームランを打った時、後ろの人が泣いていたのを見てもらい泣きしちゃったよ。試合後にすれ違う人たちが皆『おめでとう』『ジャイアンツを倒してこい』『頑張ってね』と声を掛けてくれて。昔、市民球場の時には怖いイメージがあったんだけど、ガラッと印象が変わったかも」

智保子 「1戦目の時は優しい……というか、『どうせ俺らが勝つ』みたいな見下されている感じだった気がするけど」

ちさこ 「あとは甲子園で野村(謙二郎)監督の采配がビシバシ決まっていたよね。ちょっとびっくり」

智保子 「ホント。代打出しても当たるし、ピッチャーの継投も当たったし。どうしちゃったんだろう」

 「甲子園で最後挨拶に来た時も、これまで文句言ってたファンの人が近くに来たら『野村さーん!』って掌返しだったよ(笑)」

ちさこ 「最近は応援団も野村謙二郎の応援歌をやるもんね」

 「このままの勢いでファイナルステージも行って欲しい!」

【次ページ】 ちさこ「……でも、どうすれば巨人に勝てるんだろう」

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