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激しさ戻った横浜FM・栗原勇蔵の、
“跳ね返す”力が日本を救う日。 

text by

二宮寿朗

二宮寿朗Toshio Ninomiya

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photograph byYusuke Nishizono

posted2013/05/02 10:31

激しさ戻った横浜FM・栗原勇蔵の、“跳ね返す”力が日本を救う日。<Number Web> photograph by Yusuke Nishizono

中澤との新旧日本代表コンビで、横浜F・マリノスの守備を支える栗原勇蔵。ザックジャパンでは控えのCBに甘んじているが、オーストラリア戦でのプレーを虎視眈々と狙う。

オーストラリアとの“タイマン勝負”まであと1カ月。

 まずはJリーグの戦いだけに集中する。

 マリノスは4月27日のヴァンフォーレ甲府戦で終了間際に追いつかれて2位に後退したものの、2004年のリーグ優勝以来となるタイトル獲得に向けて栗原のモチベーションは高い。

「正直、俺はそこまで力になってないと思うよ。それはチームの力。守備の面も、ボランチがバイタルエリアのいいところにいてくれるから守りやすかったりする。でもチームの調子がいいから、俺もモチベーションを凄く高くしてやれているし、体もいい感じで動く。首位を走ってきて、それを続けたいっていう目標があるのも大きいよね。目の前に、何かがある、ないでは違うから。俺ももっと、チームに貢献していかないといけない」

 ハマの番長、ここにあり。

 オーストラリアとの“タイマン勝負”まであと1カ月。高さと強さに磨きをかける栗原が腕を撫して、来たる日に備える。

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