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信頼が生んだ3本柱で日本ハム優勝!
栗山監督が唯一残すCSへの課題は?
text by
田口元義Genki Taguchi
photograph byKyodo News
posted2012/10/03 11:30
札幌ドームで午後5時から公開練習をしていた日ハムナイン。優勝会見では、選手たちがコメントをするたびに満面の笑みを浮かべて喜んでいた栗山監督。
栗山監督はCSで、斎藤にどこまでこだわるだろうか?
シーズン前、指揮官は斎藤を信頼し、信用しようと努めた。
開幕戦勝利。プロ初完封を挙げるなど、序盤こそ監督の期待に応えた斎藤だったが、その後は不振に喘ぎ7月に二軍落ち。ファームでも結果を出せず後半戦を棒に振ってしまった。
それでも指揮官は、斎藤にこだわる。
9月30日のソフトバンク戦では中継ぎとして斎藤をマウンドに上げ、CSでは先発として起用する可能性もある。
「優勝した瞬間からクライマックスシリーズのことを考えていた」
栗山監督はそう言った。
ファイナルステージという短期決戦で指揮官は、斎藤をチームの柱の1本に加えることができるのか?
選手を信頼し、信用できる栗山監督であれば、きっとそれを可能にするはずだ。