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<私とカラダづくり> 浦田聖子 「強く、正しく、美しく」
text by
日比野恭三Kyozo Hibino
photograph byKiyoaki Sasahara
posted2012/01/12 06:00
浦田選手のある一日を特別公開!
お肌のケアについては……私が聞きたいです! 食事や睡眠も大事だと思うけど、それだけではダメで、やっぱり心のバランスですね。私の場合、試合が近づいてくるとナーバスになって肌に出てくるんですけど、そういう時は、自分の心のバランスがよくいられるには何をすればいいんだろうって考えます。まだ勉強中なんですけど、とにかくいろんなことにトライして、自分なりのリラックス法を見つけるのが大事なんだと思います。
●浦田選手のある一日
(1)砂浜ランでウォームアップ
午前9時前。冷たい風が吹く平塚の海岸に素足で降り立ち、軽くジョグ。カラダを温めて、過酷な一日に備える。(写真・上)
(2)荷物を置いて、練習開始!
ビーチに面した石段に靴と荷物を置いて練習へ。水や栄養ドリンクは厳しいトレーニングには欠かせない。
(3)ボールを使って動きを確認
パートナーの西堀健実選手と組んで、キャッチボールやトス、アタック、レシーブなどの基本動作を繰り返す。
(4)真剣モードのゲーム練習
コーチが見守る中、いっしょに練習している田中姿子・溝江明香ペアと試合形式の練習。本番さながらの真剣モード。
(5)カニを発見!
西堀選手が砂に埋もれたカニを発見。この前日にも、同じくらいの大きさのカニを見つけたのだとか。
(6)トレーニングの間に栄養補給
メニューの合間のわずかな休憩時間。疲労回復に効果のあるクエン酸入りのドリンクを飲んで、ほっと一息。(写真・中)
(7)メディシンボールで腹筋!
メディシンボールをトレーナーに投げ返しながらの腹筋。不安定な砂の上でのトレーニングはキツさも倍増!(写真・下)
(8)休む間もなくプッシュアップ
続いては腕立て伏せ。7kgもあるジャケットを身につけてやることもある。手が砂にめりこんで、腕への負担は大。
(9)お疲れさまでした!
午前中でこの日のトレーニングは終了。私服に着替えると、自転車にまたがって颯爽とビーチを後にした。
浦田は現在、ロンドン五輪出場を目指してトレーニングを重ねている。ビーチで結果を残すためには、インドアの頃とは全く別のカラダづくりが必要だという。