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【動画】「2部の大学からでもプロを…」細川一輝が語ったハングリー精神と“群馬への恩返し”「バスケ熱はすごく上がっている」《群馬クレインサンダーズ特集①》

 Bリーグの魅力と現在地、そして伸びしろをインタビューで深掘りする連載「Basketball Boice」。今回は群馬クレインサンダーズが登場。
 その第1弾は、昨季シューターとして安定した役割を担い、今季は序盤から高効率で得点を伸ばしている細川一輝選手が登場。今季は3Pシュートの決定力でチームに流れを引き寄せる場面が増えている。積み重ねてきた時間を胸に、プロ7年目の今季への向き合い方と、上武大出身として群馬に抱く思いを語ってもらった。<NumberPREMIERでは群馬クレインサンダーズを特集。近日中に公開予定の辻󠄀直人選手、スタンリー・ジョンソン選手の動画インタビューもあわせてお楽しみください> 

 朴訥とした話しぶりは、いかにも彼の人の良さを物語る。そしてそれが、細川一輝という選手の特徴の一つとなっている。

 もっとも、細川が群馬クレインサンダーズの主要な選手の一人として認められるようになったのは、彼が「負けたくない」という競争者としての強い思いを持ち続けてきたからだ。

 2019-20シーズン。細川は特別指定選手として当時B2にいた群馬に加入し、プロとしての道を歩み始めた。当時は群馬県にある上武大学の学生だったが、関東リーグの2部所属のチームで「自分がやりたいようにやらせてもらっていた」ことが奏功。同リーグで得点王に2度輝くなどの成長を見せたことがプロ入りを決定づけた。

 2部リーグ校でのプレーはプロ入りにおいて有利とは言えない。だが、細川はそういう環境だったからこそ、より強いハングリーさを培うことができたと考えている。

「やっぱり負けたくない気持ちはすごくあるので、環境選びという意味でも良かったのかもしれません。親元から離れて暮らしながらやっていたというのもありましたし、きついこともあったんですが、うまくなりたい、勝ちたいという気持ちで高校(岩手県立一関工業高校。最終学年時、自宅から新幹線で通学していた)も選んだので。そういった経験は今にもつながっていると思います」

 群馬での特別指定選手としての活動を終えると、細川は京都ハンナリーズ、三遠ネオフェニックスと活躍の場を替えながら実力を底上げしていった。男子日本代表チームにも招集され、国際試合出場も果たしている。

 プロ入り当初、Bリーグでは関東1部所属で全国的にも名前の知られた大学出身の選手ばかりが周りにいた。面識のある選手などほとんどいなかったが、そういったライバルたちを「どんどん抜いていこう」という思いで自らをひたすら磨いてきた。

「下の大学からでもプロを目指せるというところを見せられれば、若い人たちや上武大学出身の選手も目指す気持ちになると思ってプレーしています」

 昨シーズンまでのB1通算3Pシュート成功率は37.9%。高い水準を保っている。細川はこのシュート力と強靭な肉体によるディフェンスを武器としてプレーしている。

 もっとも、今シーズン前には動きに軽さをもたらすため、筋肉量は減らさず4kgほど体重を絞った。今シーズンから始まった新トップカテゴリー、Bリーグ・プレミアではコート上に立てる外国籍選手数の制限が撤廃されたが、細川が体重を減らしたのは、彼らといかにわたり合うかが、自身やチームの成否に影響すると考えたからだ。

「ディフェンスでは外国籍選手につく時間帯は絶対に多くなるので、そこで簡単にやられるのではなく、1対1で止められるディフェンスの力をつけなければいけない」

Tomosuke Imai
Tomosuke Imai

 細川が特別指定選手としてプレーしていた当時の群馬は、B2に所属していたことなどもあり、人気面でもまだ途上にあった。だが、その後チームはエンターテイメント性豊かなオープンハウスアリーナ太田という「家」を得て、ファンベースを急激に拡大してきた。

 群馬県出身者はいない現ロスターの中で、上武大でプレーした細川は群馬との縁がもっとも深い。プロ7年目に入るが、同じチームで3年続けてプレーするのは初めてで、その経験が「恩返しをしなきゃいけない」という強い気持ちにつながっている。

「群馬のバスケ熱はすごく上がっていますし、期待をされているのもすごく感じるので、本当に結果で恩返ししたいですね」

 昨シーズンは優勝を狙える位置にいながら故障者の影響でチャンピオンシップ(プレーオフ)1回戦敗退。今季は元NBAのスタンリー・ジョンソンを獲得するなど補強を進め、優勝への意欲をさらに高めている。

“オプアリ”が生み出す非日常空間

 動画では以下のような話題について語っています。

  • 悔しい終わり方となった昨シーズン
  • プロになる目標を掲げ新幹線で高校通学
  • 試合は楽しく重圧は感じない
  • みたらし団子でエネルギーをチャージ
  • 全員がチームのためにプレーをするのが群馬らしさ
  • “オプアリ”が生み出す非日常空間「この場所でプレーオフを」

 3Pシュートの決定力と堅実な守備で、群馬クレインサンダーズの戦いに確かなリズムを与えている細川選手の約25分間のインタビュー、ぜひご覧ください。

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photograph by Tomosuke Imai

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