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【動画】「憧れというか…」相澤晃が語る大迫傑、アルムグレン、吉田祐也…旭化成新人と走って分かった“青学メソッド”の本質とは?「これはマラソンも強いわって」《後編》

2026/10/16
 日本マラソンを牽引してきたパイオニア、そしてその未来を担う逸材にロングインタビューをしていく動画連載「マラソン未来図」に、旭化成・相澤晃が登場。
 東洋大学では箱根駅伝2区で区間新記録を出し、旭化成入社後も10000mで日本記録を樹立して東京オリンピックに出場するなど、若くして数々の栄光に輝いてきた。だが、ここ数年はもがき苦しんでいるように見えた。2度走ったマラソン、1年後に迫ったMGC、そして初めて得ているアスリートとしての充足感。前編・後編合わせて60分、29歳の大器にじっくりと話を聞いた。<前後編の2本立て/前編はこちら>

「最近だと、アメリカのコナー・マンツ選手とか、まだマラソンを走ってないんですけど、スウェーデンの(アンドレアス・)アルムグレン選手とかが好きで。アルムグレン選手、今度ニューヨークシティマラソンを走るんですよね。楽しみです」

photographs by Yuki Suenaga
photographs by Yuki Suenaga

 充実した練習を積めているという相澤に、マラソンに挑戦する上で意識する選手を聞くとスラスラと海外のトップ選手の名前が出てきた。マンツはマラソンで2時間4分43秒という日本記録を上回るタイムを持ち、アルムグレンは昨年の東京世界陸上10000mの銅メダリストで、今年9月の世界ロードランニング選手権ではハーフマラソンを制した。2人に共通するのがアプリ上で自分の練習内容をある程度、公開していることだ。

「そういう選手の練習メニューを見ているんです。もちろん年齢も違うので、一概に同じとは言えないんですけど、見ていて『なんでこんなに心拍数が上がっていないの?』と驚いたり(笑)、『これだけやっていたら、それは強いよな』と納得したり。特にアルムグレン選手の練習を見ていると、『こんなにスピードがあるのに、こんなに走っているんだ』という発見はありました。彼はだいたい1週間で230kmくらいは走っていますね」

 そしてもちろん国内では、年上の日本記録保持者の存在が気になるようだ。

「大迫(傑)さんも多分練習のやり方をガラッと変えてやっていると聞いています。まだ僕はその手前ぐらいの段階なので、本当にこれから実力をつけていき、まずは国内、来年のMGCの出場権を手にして、そこでしっかり勝負できるようになりたいなと思っています」

新人・塩出翔太から感じた「青学大の強さ」

 引き続き練習についての話を深掘りしていく中で、とても印象的だったのが、今春、青山学院大学から旭化成に入社した塩出翔太の「強さ」について話をしてくれた部分だ。箱根駅伝では3年連続で8区の区間賞に輝いている、青学大の覇権を支えた主力の1人だ。

「塩出は青学イズムがあるというか、すごくたくさん走る選手です。そういうタイプの新人はうちに今までいなかったので、すごく刺激はもらっています。黒田朝日くんと一緒にやってきて、『どういうふうにやっていたの?』とかも聞きながら。(東洋とは違う?)違いますね。僕の中で青学が全大学の中で一番厳しいと思っていて、その中で揉まれ、走ってきた塩出はやっぱりすごく強い。見ていても、一緒に練習していてもそれを感じます」

 この夏、北海道での合宿中にはこんなこともあったという。

「大六野(秀畝)さんと塩出と一緒に、ポイント練習の次の日に30kmジョグしたんです。そこで僕ら2人が塩出にちぎられそうになって(苦笑)。彼、普通にジョグのペースを3分30秒とか3分40秒ぐらいまで上げていくので、25km過ぎぐらいから僕と大六野さんが遊ばれていて、大六野さんと必死に食らいつきました。青学でやってきたからこそできるんだなと思いましたね」

 練習内容を変え、マラソンに適応している最中の相澤。だからこそ、青学大が実践してきた練習の本質が実感として理解できたという。

 動画インタビューではマラソンランナーとして青学メソッドから受けた刺激についての詳細、ニューイヤー優勝を目指すチームの内情、 井川龍人や葛西潤らの強さ、そしてマラソンでも「履くかも」というNIKEの新作シューズAPEXについてなど、じっくり語ってくれている。

旭化成のアメリカ合宿での様子 写真提供:旭化成陸上部
旭化成のアメリカ合宿での様子 写真提供:旭化成陸上部

母校・東洋大学への期待「松井くんが2区で…」

 動画では以下のトピックについても語ってくれている。

  • アメリカで出会ったジョシュ・カーから受けた衝撃
  • 「トイレに行ってスマホで…(笑)」友人の結婚式秘話
  • 陸上ファンとして見ていて一番好きな種目は?
  • イベント《フルハウス》で得た手応え
  • LT練習の継続は大事「でもスペシャルな練習が…」
  • 意識するのは「同級生」。吉田祐也、そして?
  • 大学4年時は「大した練習はしていなかった」の衝撃
  • 母校・東洋大学への期待「松井くんが2区で…」
  • 「10年くらい抜かれないかと」箱根駅伝のレベル高騰
  • レガシーハーフの位置付けと福岡国際への思い

 そのほかにも大学時代に酒井俊幸監督の声で「ゾーン」に入った経験についてなど、話題は本当に多岐に渡った。内容充実のインタビュー、前編と合わせてぜひご覧いただきたい。

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photograph by Yuki Suenaga

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