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「こいつ先輩を舐めてますよ」まさかの“密告”に横浜高校・織田翔希は慌てて…センバツ優勝右腕の素顔とエースへの眼差し「まだまだ(奥村)頼人さんには勝てない」《インタビュー拡大版》

映像で見るよりもがっしりとした厚みのある肉体は、冬場の努力に裏付けられた成果だ。1年間で身長は4㎝伸び、体重は10㎏も増えた。「まだまだです」と謙遜しながらも、織田翔希はフィジカル面の進化について明かしてくれた。
「1年間さまざまな経験をさせていただいて身体がまだ弱いなと感じたので、冬は身体づくりを一番のテーマにやってきました。横浜高校では1年をかけて食事のトレーニングをしているので、この冬は出されたメニューにプラスして、いかに自分で間食やプロテインを摂るかというところで。今は185cmの76㎏です。80㎏まで乗せたいですね」

その語り口はマウンドさながら、冷静に淡々と。表情を変えることなく言葉を紡ぐ姿には高校2年生とは思えない落ち着きがあり、すでに大物の風格が感じられる。
織田が野球と出会ったのは、小学校1年生の頃。友人からの誘いを受けて始めると、コーチに柔軟性を見込まれて3年生から投手を務めるようになった。身体が大きくなるとともにめきめきと頭角を現し、北九州市立足立中3年時には全国大会に出場。数多の強豪校からスカウトを受けた中で「人間として一番、成長できると感じた」横浜高校への進学を決断した。
横浜高校入学当初に抱えた「大きな不安」とは?
だが、入学当初は大きな不安を抱えていたという。
「ここで甲子園に出るっていう思いで入ったんですけど、実際に来てみたら『大丈夫かな?』といった気持ちが大きくて。今まで家族と過ごしてきて、こうやって離れて過ごすことへの不安だったり、先輩方のプレーを見た時に『本当についていけるかな?』という心配がありました」
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