前回のニューイヤー駅伝ではチームを初優勝に導いたGMOのエースは、9月のベルリンで自身3度目のマラソンに挑む。ケニアで大迫傑と合宿中の今江に、初優勝したニューイヤー駅伝と優勝ボーナス1000万円の使い道、今季のチーム状況や意識するチームメイトなどについてじっくりと話を聞いた。<前後編の2本立て/前編はこちら>
「いずれマラソンで彼と同じレースを走って熱いレースを繰り広げたいです。自分としては『マラソンではまだまだ足元にも及ばないな』と感じているので、そこでしっかり彼に勝ってみたいという気持ちもありますね」
今江が語る「彼」とは、チームメイトでもある吉田祐也のことだ。2024年の福岡国際マラソンで2時間5分16秒という現時点で日本歴代4位のタイムを出し、昨年は東京世界陸上にも出場。9月に愛知・名古屋で開催されるアジア大会にも出場予定の、日本マラソン界の押しも押されもせぬ実力者だ。

同じGMOインターネットグループに所属しながら、キャプテンの今江はチーム本体を、吉田は母校・青山学院大学を拠点としており、合宿などを除くとあまり一緒に練習する機会はないという。マラソンへのアプローチも異なる部分がありそうだ。だが、同い年であり、吉田が鈴木塁人との対談で明かしたように、その絆は深く、今江もこう語る。
「2人で陸上界・マラソン界を盛り上げられれば、会社としてもすごくいい宣伝になると思うので(笑)、駅伝だけでなくそんなアプローチで会社を盛り上げたいと思っています」
今年1月1日、初制覇したニューイヤー駅伝では、吉田が1区、今江が2区で襷をつないだ。吉田と鈴木が前述の対談でも同意してくれたが、今江の走りは「MVP」級のインパクトがあり、レースの展開もとても面白かった。
ロジスティードの平林清澄、サンベルクスの吉田響という社会人ルーキー2人の鮮烈な走りを冷静に受け止め、最後で勝負どころを見極めて前に出ると、中継所では先頭で3区・鈴木へ襷を渡したのだ。
「(最初は)平林選手がいいペースで引っ張って、後ろから吉田響選手が来てからは3人で引っ張り合いながらハイペースで押せて。僕は2区を何度か走っていることもあり、仕掛けるのは最後の坂と決めていたので、そこで仕掛けて気持ちよく前に出られました。先頭で襷を渡せたのは出来すぎたシナリオだったと思います」
その平林と吉田との並走では、彼らのことを「若いな」と思う瞬間もあったという。それはどんな瞬間か。動画インタビューでは、吉田響から学びたい点、マラソンで結果を出すために必要になる点などについても、じっくりと話をしてくれた。

黒田朝日が加入もエースの座に「居座り続ける」
インタビューは前後編の2本立て。後編では以下のようなトピックについて語ってくれた。
- ベルリンマラソンで履く勝負シューズ
- Onのシューズで「ライトスプレー」を選ぶ理由は?
- メンタル面の課題
- ニューイヤー駅伝2区は「ごっつあんゴール」
- 優勝ボーナス1000万円の使い道は「お金を育てる系と…」
- ニューイヤー駅伝連覇は絶対使命…ライバルになりそうなのは?
- 黒田朝日が加入もエースの座に「居座り続ける」
- 「順調に来ている」ベルリンマラソンの具体的目標は?
日本一のチームのキャプテンが率直な胸中を明かしてくれた前編、後編あわせて約55分のロングインタビュー、ぜひご覧ください。(8月28日取材)

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