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【動画】「コイツにぜったい負けへんって」ボクシング元世界王者・京口紘人と語るリマッチのやりにくさ…井上拓真vs.那須川天心2を占うと?《飯田覚士対談・後編》
元IBF世界ミニマム級王者、元WBA世界ライトフライ級スーパー王者・京口紘人さんとの後編は9月27日に行なわれるWBC世界バンタム級王者・井上拓真選手と那須川天心選手のリマッチを予想するとともに、お互いが経験したリマッチの難しさについて語ります。《前編はこちら》
リマッチは前回勝ったほうが有利か、それとも負けたほうなのか――。
9月27日、トヨタアリーナ東京において WBC世界バンタム級王者・井上拓真選手と同級1位・那須川天心選手によるタイトルマッチが行なわれます。昨年11月に行われた同王座決定戦は拓真選手が3-0判定で勝利し、ベルトを手にしています。那須川選手は今年4月、元2階級制覇王者のファン・フランシスコ・エストラーダ選手に9回TKO勝ちを収めて、挑戦権を手にしました。ボクシングファン注目の一戦となります。

元2階級制覇王者の京口紘人さんは現役キャリアのなか、2度どころか同じ相手と3度対戦した経験があります。フィリピン人ボクサーのビンス・パラス選手とは2018年5月、IBF世界ミニマム級王者時代に初対戦。一度ダウンを奪われましたが、大差の3-0判定勝ちを収めます。
次は6年後、場所を韓国に移したフライ級10回戦では的確にパンチを当てながらも、0-3判定負けに。京口さんはSNSで不満の意を示し、物議を醸す結果にもなりました。
5カ月後の2024年10月に3度目の対戦が実現し、激闘の末に2-0判定勝ちで京口さんがリベンジに成功しています。つまり勝った側、負けた側両方の立場でリマッチに臨んでいます。
「(2度目の対戦は)もう一回返り討ちにする気持ちで前回とはまた違う展開を引き出して勝つことをテーマにしていました。ただ足使って(パンチを)そんなにもらっていないのに下がらされている(ジャッジの)評価になった。相手の頑張りや前に前にというスタイルはあったにせよ、あれでポイントになるんだったらどんだけパンチをもらっても前に行って攻めれば勝てるみたいになる試合でしたから、僕のなかでは納得がいかなかったんです。でも韓国ジャッジの傾向をリサーチしていれば僕のファイトスタイルも変わっていたので今は受け入れていますが、当時はちょっと自暴自棄にもなりました。だから3回目は絶対負けへんっていう気持ちでした。負けた側のモチベーションは計り知れないとは思います」

一方、元WBA世界スーパーフライ級王者の飯田覚士さんはリマッチを2度経験。「天才・たけしの元気が出るテレビ‼ボクシング予備校」時代からのライバル、松島二郎さんには全日本新人王決定戦、日本スーパーフライ級王座決定戦ともに勝利しています。
そして1997年4月、WBA世界スーパーフライ級王者ヨックタイ・シスオー選手に引き分けて、8カ月後のリマッチで3-0判定勝利を収めて世界王者となります。リマッチはさぞ得意にしているかと思いきや……。
「松島くんとは『元気が出るテレビ』での公開スパーで負けていたから、むしろ新人王のときは噛みついてでも負けないぞっていう気持ち。ヨックタイ選手のときは、もう次負けたら後はないんだなと思っていましたね。リマッチはただただ嫌な感じだった」
手の内を大体つかめるのは自分も相手も一緒です。一度戦ったことのやりにくさが「ただただ嫌」という感情につながるのでしょう。
以下、このようなトピックにも触れています。
- 京口さんの初書籍『為せば成る 弱い自分を信じ抜く方法』に込めた思い
- YouTube「デンプシーロール」再現の理由
- ボクシングファンの熱は上がっている…より広めるために
- 「リード」を「前の手に」ボクシングの技術を分かりやすく伝えるために
- 「那須川選手が不利なのかな」京口さんが考える展望
- 「井上拓真選手のモチベーションは…」
- 京口さんの今後の夢
2人には「拓真―天心2」の試合予想についても語ってもらっています。リマッチを制すのは果たしてどちらか――。(8月10日取材)

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