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【動画】「100%出して負ける競技だなと」駒澤大学の“大型ルーキー”鈴木大翔が語る走ることの本質…早大・増子陽太とは「戦いたくない」《徹底解剖⑤》
徹底解剖の5本目には、仙台育英時代に世代トップレベルで活躍し、今年入学したルーキーの鈴木大翔が登場。都大路や都道府県駅伝でライバルと競った時のこと、駒澤大学を選んだ理由、そして今後目指すものについて話を聞いた。<藤田敦史監督、村上響、桑田駿介、谷中晴各選手のインタビューは公開中です。合わせてご覧ください>
「中学生のときに憧れていて、三大駅伝で上位に入る大学で、エースの存在とか全体を見ててカッコよかった、というのがあると思います」
取材の冒頭で駒澤大学を選んだ理由をたずねると、鈴木はそう口にした。田澤廉や鈴木芽吹といったエースがチームを引っ張っていく、強い駒澤で競技をしたいと思った、という。

入学して4カ月。予想していたとはいえ、練習内容は高校時代に比べてレベルアップしている。質も高く、量も多い。仙台育英時代は月間400〜500km程度だった走行距離は、月間平均800kmまで伸びた。
「今の時期は、しっかり大事な試合に合わせていけるように、自分なりに(方法論を)模索している最中です」
鈴木の強みはラストスパート。しかし練習で踏む距離が長くなり、スピードを磨く機会が少なくなってきていると感じるところがある。
「自分でもっと試行錯誤しながら、監督と相談しつつ考えていかないといけないと思っています」
腹をくくって区間新、都道府県男子駅伝
ラストスパートといえば、1月の都道府県男子駅伝、宮城県代表として1区を走った時のことが印象的だ。福島県代表の増子陽太(学法石川→早稲田大学)との勝負を制し、19分06秒の驚異の区間新記録をマークした。全国高校駅伝では仙台育英高校が優勝候補と目される中、序盤から主導権を握って優勝をさらっていった学法石川高校。その起爆剤となった増子にリベンジする形ともなった。
自分の中でもハマった、という感じの駅伝でしたか? と問うと意外な答えが返ってきた。
「前日は怖かったんですけど、夜寝る前に腹をくくって、『もう明日は行けるところまで行くぞ』っていう気持ちだったので。でも、ハマったって言ったらその通りかもしれませんね」

5000mの通過は13分38秒前後。自己ベストの13分46秒10よりも速い。増子が先頭を引っ張り、鈴木は一度離れたが、もう一度つくことができた。その瞬間に勝ちを確信したという。
「勝てるか勝てないかは置いておいて、100%出し切れるなという感覚がありました」
今年のルーキーはすでに活躍を見せている実力者ぞろい。「その中で負けたくない気持ちはあるか」とたずねると、意外な答えが返ってきた。鈴木の陸上観が反映された答えやその理由については動画インタビューで確認してもらいたい。
増子陽太とは「できることなら戦いたくない」
動画ではほかにも、以下のトピックについて話している。
- 「自分の100%を出せた時」がベストなレース
- 都大路で100%を出しきれなかった理由
- 増子陽太とは「できることなら戦いたくない」理由は?
- 走り続けることへのモチベーションの源泉
- 大学4年間での目標
- 自分の強みは「頭が悪いところですかね」
世代トップレベルの実力を持っている鈴木だが、競技への考え方やモチベーションは一風変わっており、面白さを感じさせた。スピードが求められる出雲駅伝、鈴木の出番はあるのか。これからが楽しみになるインタビュー、ぜひご覧ください。(8月7日取材)
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