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「重要なのは“余白”。ガチガチに固めないことで芸人が生きる」プロデューサー・加地倫三が明かす「アメトーーク!」が大切にしていること【ブルーロック芸人】
2024/10/02
このたび小誌が「アメトーーク! ブルーロック芸人」の収録現場に潜入!『ブルーロック』にどハマりした芸人に加え、アニメ主演声優、現役ストライカーが作品の魅力を語る、オフサイド寸前の8ページ!(原題:[インタビュー]加地倫三(「アメトーーク!」エグゼクティブ・プロデューサー)「時にはジーコジャパンのように」)
今回の「ブルーロック芸人」には、久しぶりの登場になる又吉(直樹)先生や、蛍原(徹)さんと久保田(かずのぶ)くんの掛け合いなど、見どころがたくさんあります。そして番組を観てくれた人がアニメやマンガに興味を持ってくれるような、『ブルーロック』の魅力が詰まった内容になりました。
「アメトーーク!」でひとつの作品を扱うテーマの場合、僕が一番大事にしているのは、内容の面白さをしっかり伝えることです。笑いがあるのはもちろんですが、たとえその作品を読んだことがない人でも「へ~」と思えるような作りを心掛けているんです。
『ブルーロック』は「エゴ」が重要な要素ですよね。これって結構、お笑い界や一般社会でも置き換えられる話なんです。ですから「ブルーロック芸人」では、芸人さんたちに作品が持つ魅力をなるべく他のものに例えてしゃべってもらいました。
アメトーーク!はサッカーのようなチームプレー。
芸人さんって笑いに対するエゴの塊のように思われるかもしれませんが、そんなことは全くありません。特に「アメトーーク!」のようなひな壇の番組では、みんながバランスを取って、チームプレーで笑いを生み出していく。番組の中である芸人さんが言っていましたが、『ブルーロック』とは違って、エゴだらけだと番組は成立しません。ただ、もちろん彼らにエゴがまったくないわけではないし、演出する立場としては、エゴを出してもらいたい局面もあります。エゴが全くないと、既定路線で終わってしまい、こじんまりしてしまうこともありますから。
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photograph by Kiichi Matsumoto